笹子トンネル事故 1
笹子トンネルは換気のために天井を張ってトンネル上部に空間を作り、さらにその部分を天井中央から隔壁を下ろして、二つのダクトを形成している。
一つのダクトは新鮮な空気を送り
もう一つは汚れた空気を排気する
天井は両側の壁と中央構造物の上に乗っている
厚さ8cmのコンクリート板なんだそうな。
中央はトンネル本体からのボルトで吊っている。
ニュースではこのボルトが腐食して断裂したように解説している。
私はボルトがトンネル本体にどのように取り付けられているかが問題ではないかと思う。
トンネル構造内部の鉄筋と直接繋がっておればいいのだが、アンカーボルトなどでコンクリートに後付けされた構造だと、この部分が劣化して抜けるようなことが起きたのではないかと思う。
天井隔壁が黄色で表したように斜めに設置されていたら、崩落を食い止めることが出来たかもしれない。
湧水も溜まらない。
保安チェックも甘かったようだ。