美少年展 at 大正ロマン館
先週は臨時休館だったので再訪問。
が、
駐車場には車が無い。
館員のゴルフも無い!!
スクーターが一台。
館内の明かりは見えにくいが、駐車場にエグザンティアを停めて近づくと空調の動く音が聞こえてきた。ホッ!^^
受付で入場券を買う。
奥のオフィスでは館長さんが電話中。
軽く会釈をする。
今般の展示は
「昭和・大正美少年★展」
大正の美少年は
山口将吉郎
昭和の美少年は
伊藤彦造(1903-2004)
人呼んで「剣の彦造」
剣を持った人物描写がうまいらしい。
私にはこちらの方が
「なんとなく知っているぞ」
山口将吉郎(1896~1972)
人呼んで「馬の将吉郎」
馬をフィーチャーすれば天下無敵の描写力。
鎮西八郎為朝が馬上で振り返りながら弓を構える図
どこかで見たような気がする
端午の節句の上り旗の絵柄によくあるポーズ
上のお二人は美少年じゃなくて美青年
その力強さと繊細さに、もう模写する気力が消えていきます。
「地球へ(テラへ」のポスターの人でした。
あの人物は女性とおもっていたら男性でした。
ヘッドフォンをしているのが今日的なんだろうか^^;
華宵の展示には、異色とおもえる西洋絵画的な作品があった。
聖母子
磔刑図
復活図
華宵ならではという表現は少し薄い。
華宵の美少年像はちょっと遠慮して、女性像を探すがテーマに乗ってないのでなかなか無い^^;
昭和6年頃
ベニバラ社
「華宵便箋表紙」
「清き たより」
これは「華宵会」会報に掲載された対談挿絵で
会報テキストを拡大して
展示してあった。
絵は小さかった。
「少年剣士」の典型的なポーズとスタイル
という掲示文があって
・強い意志や理想を表すきりりとしたまなざし
・
・
・すっくと立つポーズや剣の構え
・
・
最後の12番目に
・怪我の有無にかかわらず腕や足に白い布を巻きつける
*華宵がよく描いた演出で少年少女の間で評判となり
ファッションとして白い布を巻きつけることが流行した
とあった。
綾波レイの包帯起源はここにあったのか!!
竹宮恵子の展示室にあった冊子。
無料である。
30ページの中身は、データ化された原画の説明と紹介である。
原画ダッシュとは、劣化しやすい漫画原稿をデータ化して綿密に複製した精密複製原画だそうだ。
精華大学が関係しているそうだ。
ひとり1ページを使って15人の漫画家の作品を載せている。
「くるくるクルミちゃん」
この絵を見ると、ねんどろいどの起源というか、日本人の小さきものを愛でる心情の連続性を思わずにはいられない。