幕末に現れたフェアリー

イメージ 1昨日、坊っちゃん劇場へ「幕末ガール~ドクトル★おイネ物語~」単行本を買いに行った。
 
そのあと、黒森峠~直瀬と走ったのだが。
 
単行本には、本編3部とエレガンスイブ1月号に載った幕末ガール現地取材ルポが収録されていた。これはよかった。
ただ、
2月号の第一回カラー巻頭掲載は、モノクロ収録になっていた。
 
ところで、漫画版には物語の推進語り部というか、狂言回しの一種というか、西洋人形が時折現れてイネと会話を交わす。
イネの潜在意識の立ち位置を変えた存在みたいなものだが、実写版というか、舞台では表現が困難な演出で、漫画版ならではの存在だ。
少女アニメの主人公の側に終始浮遊するフェアリーみたいなもの。
 
 
帽子から察するに、シーボルトの故国オランダの人形と思われる。
シーボルトはドイツ人だったが、
当時の鎖国政策のためオランダ人と偽って入国したらしい。
イネはどこまで知っていたのだろうか。
 
彼女は物語の終結部で、晩年のイネの傍からにっこり微笑んで消える。