グリーン車の子供 / ラジオ文芸館

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松屋という屋号で呼ばれる老歌舞伎役者・中村雅楽が、様々な事件を解決するシリーズの一作。
 
雅楽は7年ぶりに「盛綱陣屋」への出演依頼を受けた。しかし、子役の配役が気に入らず、なかなか出演を承諾しない。そんな折、法要のため大阪を訪れた雅楽は、友人の竹野記者とともに帰京する新幹線のグリーン車の中で、一人の幼い少女と隣の席になる
東京駅に着く間際に、雅楽は「陣屋」への出演を決めるのだが、その理由とは…。
 
朗読:小野卓司
 
幼い少女はセーラー服姿で、右の絵は小学生の上級生みたいになってしまったが、設定は低学年、もしかして幼稚園生かもしれない。
 
 
 
歌舞伎の裏舞台を知っていると容易に結末が想像出来るそうだが、
知らなくても容易に想像できる。
聴いているうちは「多分、雅楽は@@@で承諾するだろう」と思っていた。
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私は甘かった^^;
 
以下、ネタばれなので、スクロール 要 「注意」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
↓マウスでなぞって反転してください。


その幼い少女は、雅楽が出演承諾を渋った原因の子役(歌舞伎だから男の子)だったのだ!


幼い少女は、雅楽を翻意させるためにプロデューサーが送り込んだ
刺客・・・じゃないなあ、
ええっとぉ、いい言葉が浮かばない。
 
幼い少女は、途中で乗り込んできた男の子が持っているプラモデルに興味を示す。
これが作者の用意した謎解きのヒントだった。
 
日本推理作家協会賞受賞の有名な作品だそうだ。
映画にすれば面白そうだ。


プロデューサーの企てが失敗したらどうなったと思ったが、
作者は一つミスをしているそうだ。
新幹線の運用に関することだろうか?