芸術新潮

芸術新潮」を買ってきた。
6月号特集「夏目漱石の眼」
やっぱり漱石はおもしろい。
漱石宮崎駿との関連も記事になっていて、
イメージはどこで如何繋がるかわからない、不確定要素の連続・・・・
 
わけの分からないことを書きそうだ
 
その漱石の記事よりも、おお~っとなったのが
 
イメージ 1
↑このスケッチの基になった楽譜絵葉書の色鮮やかな写真だった。
書店で手にとってパラパラめくった時は気付かなかった。
先ほど、前半の漱石関係に眼を通し、
そのあと、後半部をめくっていて、桃から生まれた桃太郎の絵に出くわしたのだ。
大正ロマン館の展示品より色彩は確かだ。
 
加藤まさを
 
芸術新潮には以下の楽譜絵葉書のイラストが紹介されている。
雀のお宿
猿蟹合戦
桃太郎さん
浦島さん
どの絵も従来の日本の童話、こども歌の範疇から完全にはみ出している。
「浦島さん」など、どこかサン=テグジュペリを想わせる。
 
当時、この色彩の図絵が大量印刷されたってホント?と思ったが、
カラー・オフセット印刷が一般に使われだしたのだそうな。

余談
「桃太郎さん」にはこんなキャプションが付けられている。
 
キューピーのように蠱惑的なこんな桃太郎、見たことがない。
 
そうなんですね、頭というかヘアスタイルが。
これはひょっとして桃の造形?とも思ったのでした。
で、
桃太郎を英訳すると「ピーチボーイ」なんだとか
なるほど。
 
桃太郎の吹き替えは「イカ娘」の金元寿子かと思ったが違っていた^^;