自衛隊は辛い

イメージ 1
阿多田島近辺で起きた自衛隊艦艇と釣り船の衝突事故。
ニュースの伝えかたは自衛艦=悪という構図で一致しているように見える。
自衛隊は存在すること自体が悪という前提があるように見える。
政府の対応も、恐縮一方である。
 
しかし、考えてみるがいい。
自衛艦が釣り船を狙って衝突していくことが可能かどうか。
もし、自衛艦と釣り船が並んで出航したとしよう。
どうすれば、どう操船すれば自衛艦は釣り船を撃沈できるか。
武器を使う以外、不可能である。
海上保安庁の捜査が入っているが、武器の使用を一番に調べたのだろうか。


助かった釣り人は
「警笛を聞いたら自衛艦が目の前にあった」
「船長はびっくりしていた」
などと答えているが、釣り人たちの視力は0.01くらいだったのか??
海上保安庁は釣り人の視力検査はしたのか?


自衛艦は艦周辺をレーダー監視していたようだが、
進路に交差するように近づいてくる釣り船があることを確認していたことは間違いなかろう。
天候気象を見れば、やがて釣り船は進路を変えると思ったに違いない。
だが、釣り船は進路を変えなかった。
 
もし、イラン、イラク、エジプト、地中海東部、南シナ海であったなら、
テロの自爆船が突進してきたと判断して砲撃していてもおかしくない。


まさかこの視界良好な海上で、我が艦艇を視認できないはずは無い。
艦長はギリギリまで待って警告を与えたが
釣り船はなおも回避行動をとらなかった。
 
もしこれで自衛隊が批判されるようでは士気は下がるばかりだ。
 
自動車のドライブレコーダーのような記録装置を艦艇周辺に配置し、
万が一に備えるほか無いだろう。