蓄音機展 @ 多度津町
NHKラジオのローカルニュースで、蓄音機展が多度津町で開かれていることを知った。
K100RSで出掛けた。
丁度、出品者の中嶋英文氏がいらっしゃったので、いろいろ説明してくれた。
蓄音機を300台も所有しているという猛者である。
其のどれもが可動するという。
珍品は、
明治17年戸田欽堂の発明、東京十字屋製造の紙腔琴(しこうきん)
大正3年工藤豊次郎発明、クトウ蓄音機製造のクトウ蓄音機
紙腔琴
ハーモニカの歌口が九つ並んでいて、其の上を穴の開いたロールペーパーを滑らせる。
ハンドルを回すと、フイゴを駆動して空気を吸う。
同じく、ペーパーが流れていくので、穴の開いた歌口のリードが振動して音を出す。
クトウ蓄音機
ハンドルを回すと、ターンテーブルが回転する。
スプリングモーターは無い!
ハンドルを回し続けなければいけない。
ホーン開口部
ターンテーブル下に怪しい物体がぶら下がっている。
回転軸を中心に、対称位置に二個取り付いている。
ガバナーなんですよ!!
回転すると遠心力で外周に振り出す。
二つの錘は二本の紐でつながっていて、二本の紐は、回転軸のハウジングを挟むようになっている。
回転を早くすると重り同士が引っ張り合って、紐がハウジングを締め付ける。ブレーキ力が増すっちゅうわけです!!
セルフバイアス、セルフブレーキシステムなのであります^^;
SOPIK ソピック
幻のカラオケ らしい・・・・。
二年間だけ製造されたとか。
円筒の底に、回転するピックアップがある。
クリスタルピックアップ??
円筒の底蓋のような音盤の上に置いて演奏する。
音盤は
「結婚するって本当ですか」
200曲の音源!
こんなものがあったとは!!!
驚くほどの大音量。
歴史館所蔵も含めて29機種を展示。
レコードも多数展示。
中嶋英文氏が居れば、触らせてくれて演奏を聞かせてくれるようだ。