水洗トイレのボールタップの修理

水洗トイレのボールタップの修理をした。
 
何年か前に、バルブの締りが悪くなって、
ピストンバルブのシートパッキンを交換した。
2年前から水の出が悪くなり、タンクになかなか水が溜まらなくなった。
浮き球を強制的に上下させると、回復していたが、
それも効かなくなったので、分解してみた。
前回は、バルブ部分のみだったが、今回は丸ごと外した。
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なんと、
フィルターが詰まっていたのだった。
季節の変わり目に、水道管の内壁にこびりついた水垢が剥がれてくることがある。
これがフィルターの網目を詰まらせていたのだった。
水圧はかなり高いと思われるが、
一度詰まり始めると加速度的に悪化するのだろう。
浮き球を上下すると、その振動で多少はごみがストレーナーを通り抜けていたのだろう。
 
ストレーナーをきれいにして組み上げた。
手洗い水も勢いよく出るようになった。


浮き球の浮力でバルブが閉まるようになっている。
梃子の原理で、弱い浮力が強い止栓力になっている。
 
寺垣アームのバランスウェイトもこの方法でバランスをとっている。
あのアームは、カートリッジ側がとても重たいのである。
ソフトサスペンションのシャシーでは絶対に使えない^^