ギャラリーしろかわ かまぼこ板の絵展覧会

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第21回 全国「かまぼこ板の絵展覧会」へ行った。
 
20回の展示があんな状況だったので、少しだけドキドキしていた。
 
う~~ん、やっぱり前回ほどでは無いけど、さびしい感じがする。
 
応募総数が2割がた減ったこともあろうが、一般展示室が閑散とした感じがする。
二部屋に区切っていたところを、仕切りを退けて大部屋にした所為もある。
それに4月中だったか、改修工事をしていたその工事が照明設備の変更だったことがわかった。
明るくなったのである。
 
受賞作が並ぶ展示室も、なぜか温かみに欠ける感じがするのは何故なんだろう。
 
招待作がサイドに振られて点数も少ない。
 
背景パネルの色調が以前と違うのだと思うが、以前が如何だったか思い出せない。
 
入選作に森光優子さんの作品があったが、以前と比べると精彩を欠いている。奥の上級者を集めた部屋には森光さんの作品が十数点あったが、数を書かないことでわかるとおもうが、ひきつけられないのだ。
 
 
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小津玲子さんの作品を三点見つけた。幼児や少女を花や虫や動物と組み合わせているのだが、小津ワールドが小さなかまぼこ板の中に息づいていて、どれとは言わない、ひとつ欲しい。
 
目に付いたのが、河野和美さんと渡辺由加里さんの作品群。いずれも小品だが清々しく愛らしい。
 
熊田琢磨さん。
「アゲイン 君は君」「世界がカラフルに色づいている」
有りがちなんだが、品が良くて、他の作品を見てみたい。
 
ヘンなねえちゃんのデフォルメが多かった四至本浩二氏。不調ですね。
 
大根を擬人化した変な絵の、だれだっけ、あの人の作品は無かった。
 
猫の絵のおばあちゃんと、猫と鼠の楽しい絵のおねえさん(?)は見なかったな。
 
イメージ 4常連の映画館版描きのOOさんも無かった。
引退したのかなあ・・・。
 
まあ、こちらの熱が少し冷めているので、作品世界に引きずり込むような作品が無かったというか、入り込まなかったというか。
 
田舎の小さな美術館とつながる物語世界を持った作品が、ここんとこ出てないのが、低調に感じさせるのだろう。
 
思えば「うららかな頃に」の力は凄かった。
もうあの白い猫の展示は無い。