「イーハトーヴ交響曲」 in 岩手県民会館


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「チューブラベル」をググッたら、
印象的に使われている曲ということで「イーハトーヴ交響曲」が載っていた。
 
それで久々に「イーハトーヴ交響曲」のウィキpwディアに飛ぶと
ななななな  なんとぉ!!
 
(予定)2015年11月26日(木)PM15:25-PM16:26: 於岩手県民会館大ホール;演奏いわてフィルハーモニ―、ほか ※ PM13:00から開始の 「いわて教育の日」制定10周年記念「いわて教育の日」のつどいの一部分として。
 
「予定」ということだ。
県民会館の催事予定にはまだ無い。
チケットぴあにも無い。
 
UUUUU、どうしよう!!
 
冨田さんのフェイスブックにも情報は無い。
代わりに、
2015年度 国際交流基金賞」受賞のメッセージがあった。
 
 
リリー・マルレーンから想うこと≫
リリー・マルレーン』(Lili Marleen)は、第二次世界大戦中に愛唱されたドイツの歌曲ですが、
レコードの発売当初は60枚しか売れず、
店員が「捨てるのももったいない」とドイツ軍の前線慰問用レコードの中に紛れ込ませました。...

ドイツ軍放送局から流れたこの曲は、多くのドイツ兵が戦場で聞き、故郷を懐かしんで涙を流したそうです。
それはまたドイツ兵だけでなく、敵国イギリスの部隊でも歌われだしたため、
慌てたイギリス軍司令部は同放送を聞くことを禁じました。
しかし今のインターネットと同じで完全に封じ込むことはできず、
敵も味方も同じ歌を愛唱してしまいました。
それなのになぜお互いは戦うのでしょうか?。
この曲はやがて海を越えて日本の1975年の12月 第26回NHK紅白歌合戦梓みちよさんが歌いました。
ベトナム戦争たけなわの頃でした。
音楽は翻訳者を必要とする文学とは違い、異言語の手続きを経ないで、
言葉の違う国々の人たちにも直接相手の心を響かせます。
すなわち世界を平和に導く共通言語が音楽にはあるのではないでしょうか。
 
今年(2015年)の5月20日に私は中国の北京世紀劇院で、
中国政府が主催する芸術祭「相約北京芸術」にて、
日本発の唯一のプロジェクトとして「イーハトーヴ交響曲」の公演を行いました。
私は当初賢治の作品の随所に出て来る宗教観は難解で、
銀河鉄道の夜」など、現代の中国の人々には理解されないのではないかと気になっていましたが、
すでに中国では人気の初音ミクが歌姫となり、
それを操作する技術者のみなさん、
東北からわざわざ参加してくれた100人の児童も含めた混声合唱
指揮者、
北京のオーケストラのみなさんが一丸となっての演奏終了後は、
ホールは割れんばかりの拍手で「ああ理解されたのだ」と涙が出るほどうれしかったです。
 
これからは宇宙時代、何億年も前には海にしかいなかった生き物が、
生存不可能と思われる陸を目指したように人類は今や宇宙を目指そうとしています。
たいへんな困難を克服しなければなりません。
しかしこれは生き物にとって受け継がれてきた悠久のロマンではないでしょうか。
それには地球全体の国々の心は一つにならなくてはならないでしょう。

私はこの度、国際交流基金賞をいただくことになりました。
日本人としてたいへん名誉なことと喜んでいます。
これからも世界共通語である音楽を通して交流のお手伝いができればと頑張るつもりでいます。
どうか今後ともよろしくお願い致します。
 
作曲家 冨田勲