キラキラネーム

12日のヤフーニュースに
「「キラキラネーム児」の親は配慮を欠く?」
と題した記事があった。
それは、月刊誌「小児科臨床」に掲載された論文
「キラキラネームとER受診時間の関係」
を取り上げたものだ。


2013年12月の1週間、日本赤十字社和歌山医療センターの救命救急センター(ER)を訪れた15歳以下の患者104人について、キラキラネームの子か、そうでない子かに区別し、診察に訪れた時間帯を比較しました。
ちなみに、キラキラネームの子どもは16人、非キラキラネームは88人でした。
このような比較をした理由は、「子どもを深夜に受診させるかどうか」は
「親の社会に対する関わり方を示す指標になる」と考えたためです。
 結果はこうでした。
キラキラネームの子ども16人のうち6人(37・5%)、非キラキラネームの子ども88人のうち11人(12・5%)がそれぞれ深夜帯に受診。
統計学的に見ても「キラキラネームの子どもの方が深夜帯に訪れる割合が高い」というものでした。
論文ではこう述べられています。
 「『キラキラネーム児』の親が、病院という公共空間に対する配慮に欠いているために深夜に救急受診している可能性を示唆している」


この論文を書く切っ掛け
筆頭著者は同病院の研修医だった松浦祐史さん(30)。
 
「結論と逆行することなんですけれど、ネットなどを見ていると『キラキラネームは就活に不利だ』といったような議論を含めて、キラキラネームに対する偏見を感じていたんです。そういうものを見るにつけ、これはよくないと。だからERの深夜受診ということで調べても、キラキラネームだから割合が高くなるというような差は出ない、というストーリーを立てていたんです」
 
ところが
 
「有意差が出てしまったんです…。
結果は結果なので形に残しておこうということで書いたのがこれだったんです。こういう経緯ですね」


私の名前について言うと、
小さい頃は嫌いな名前だった。
神主さんに付けてもらったと聞いたことがあるがハッキリしない。
漢字としては普通の漢字だが、読めないのである。
名前の読み方としては特殊な読み方だが、歴史に詳しい人にとっては容易い読みになる。
平安鎌倉期から江戸期にかけては、この読み方をする人物は多かったらしい。
歴史教科書でこの読みを見つけて喜ぶのが
歴史授業の唯一の楽しみだった。
最近では数名のタレントがこの読みをしている。
 
それは置いて、
二文字の発音が、滑らかな活舌・滑舌に依らねば正しく発音できないのだ。
父さえも正しく発音したことがなかった(悲)。
幼少の頃にはどうにもならない二つの苦しみがあったが、これはそのひとつだった。
*
*
パソコンを始めて最初は変換できなかったが、
数年たって(XPになった頃だろうか?)変換できるようになった。
ところが、二年前からまた変換できなくなった。


今の子供の名前はおかしいというと、弟は
「昔の女の人は、クマとかヨネとか、今から言うとへんだったではないか」
という。
たしかに時代の流れというものだろうが、今の子供の名前はへんだ。
水商売の女の名前だったり、宝塚の俳優の名前よりヘンだったりする。
 
親がイカレテイルとしか思えない。
 
愛媛新聞には毎月一回(だと思う)見開き全面に
「えひめ お誕生日新聞」
と題する特集があって、顔写真とともに名前が紹介される。
私は一瞥して悪寒に襲われるので、すぐにページを飛ばす。
 
今回、この記事を書くにあたり、がんばって全員の名前をキー打ちした。
しんどかった^^;
 
名前は五十音順に並んでいる。
ここでは苗字は省いている。
どうぞ、ごらんあれ!!


2015年11月12日木曜日 愛媛新聞
「えひめ お誕生日新聞」14,15面 一葉見開き
 
晴菜(はな) 咲希(さき) 功幸(のりゆき) 煌河(こうが) 風駕(ふうが) 圭吾(けいご) 
虹星(ななせ) 瑞希(みずき) はな(はな) 晴士(はると) 梨紗(りさ) 七海(ななみ) 
唯希(いぶき) 恭太郎(きょうたろう) 彩愛(さえ) 翔梧(しょうご) 陽登(はると) 
愛来(あいら) 百華(ももか) 晴雅(はるまさ) 凛(りん) 月花(つきか) 璃津(りつ) 
芦来(ろな「な」は来に良く似た漢字) 莉乃(りの) 結(ゆい) 彩美(あみ) 海斗(かいと) 
瑛斗(えいと) 優里那(ゆりな) 蒼唯(あおい) 姫依(ひより) 篤人(あつと) 
綾子(あやこ) 日葵(ひまり) 絢斗(あやと) 颯真(そうま) 海静(かいせい) 
凛之介(りんのすけ) 涼介(りょうすけ) 天心(てんしん) 優人(ゆうと) 颯汰(そうた) 
結愛(ゆな) 巧人(たくと) 蓮斗(れんと) みずき(みずき) 悠真(ゆうま) 花望(かのん) 
莉子(りこ) 光乃助(こうのすけ) 美空(みく)^^) 群青(ぐんじょう) 愛絢(まあや) 
瑛菜(えな) このみ(このみ) 橙(だい) 栞里(しおり) 優(ゆう) 誉礼(ほまれ) 
翔太(しょうた) 絢音(あのん) 玲央(れお) 心輝(まなき) 桃佳(ももか) 航汰(こうた) 
志朗(しろう) 楓恋(かれん) 琉莉(るり) 遼生(とおま) 茅南(ちなみ) 朔玖(さく) 
凛詩(りう) 陽太(ひなた) 文也(ふみや) 安奈(あんな) 遥(はるか) 稜翔(りと) 
真也(まさや) 芽依(めい) 柚奈(ゆずな) 汐莉(しおり) 将杜(まさと) 奏太(かなた) 
柊星(しゅうせい) 花乃(はなの) 楓香(ふうか) 優依(ゆい) 響斗(ひびと) 
啓希(ひろき) 竜斗(りゅうと) 玲沙(れいさ) 晴斗(はると) 湊斗(みなと) 
琳都(りんと) 柊司(しゅうじ) 陽葵(ひまり) 瀬菜(せな) 隆太(りゅうた) 
ま依(まい 「ま」は草冠に未) 梨衣彩(りいさ) 璃衣子(りいこ) 凛(りん) 
空輝渚(あてな) 璃久(りく) 幸之助(こうのすけ) 怜(れい) 琢都(たくと) 
結希愛(ゆのあ) 壱星(いっせい) 愛奈(あいな) 悠生(はるき) 悠晴(ゆうせい) 
颯太(そうた) 龍音(りおん) 愛莉(あいり) 颯佑(そうすけ) 雪颯(いぶき) 
伊邑(いさと) 京香(きょうか) 芽愛(めい) 凛心(りこ) れい斗(れいと 「れい」は羊に令) 
いせ(いせ) 侑馬(ゆうま) 大智(だいち) 千颯(ちはや) 湊翔(みなと) 幹久(みきひさ) 
彩桜(さら) 琉斗(りゅうと) 凛久(りく) 玲依(れい) 蒼大(そうた) 馨(かおる) 
愛翔(まなと) 海斗(かいと) 碧空(そら) 楓花(ふうか) 愛花梨(あかり) 
こう生(こうせい 「こう」は日へんに光 胱の月が日になる) 万結(まゆ) 治輝(はるき) 
煌芽(こうが) 智也(ともや) 心夢(みゆ)


幼児なので、性別不詳の名前や、絶対に読めない名前がある。
蔓延したら読めるような時代になるかもしれない。
 
普通の名前をキー打ちするときの清々しいこと!