初めてのオペラ鑑賞 「魔笛」プラハ国立歌劇場 @ 松山市民会館 その1

イメージ 2
 
28日、雨の渋滞に嵌って危うく遅れかけた初めてのオペラ鑑賞。
 
事前に予習したことで、いろいろ分かった。
意外にも古代エジプトの物語ということ。
日本題名「魔笛」ということだけど、
ドイツ語:Die Zauberflöte
英語:The Magic Flute
和語:不思議な横笛
 
魔笛」というと「触るな危険!」の注意書きが点滅しそうだけど、
「マジックフルート」というと、御伽噺ということが明白。
実は、横笛だけではなく鈴も同列のアイテムだった。
「点滅」と書いたけど、第二部では本当にフルートが点灯したのだった!
 
登場人物の中で主人公は誰なんだ?というと、パパゲーノだったりする^^)。
パパゲーノの職業は「鳥刺し」
「鳥刺し」と聞けば「必死剣 鳥刺し」を思い出す。
竿の先に鳥餅をつけて鳥を捕まえる職業。
「鳥刺し」は「鳥取り」であるから宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を思い出した。
鳥取りのおじさん」という不思議な人物が銀河鉄道に乗り合わせるのだ。
賢治は東北随一のクラシック愛好家だったから「魔笛」も聞いたはずで、
彼の作品に「鳥取り」を登場させたのではないか。
余談であるが、賢治御贔屓のレコード屋は、賢治1人の購買で店がもって
レコード会社から売り上げの表彰を受けたという。

私の席は二階席突端の直ぐ下であった。
一階席では、舞台全体を眺められる良い席だったと思う。
コスチュームの詳細は双眼鏡が威力を発揮した。
夜の女王がフルスケールで見える!
ただ、視野が狭いので、視野外の演出を見落とした。
冒頭の、タミーノが大蛇を見て気絶するシーンは未確認!
大蛇が出たことさえ、判然としないナサケナサ^^;)
 
席は完売満席かと思ったが左右後方の壁際席がぽっかり空いていたりする。
二階席は未確認。
ステージ左右には、高さ4mの平面スピーカー風のものが立っている。
字幕装置で、縦二行で台詞が表示される。
左右同じ表示だ。
 
オケピットは、指揮者と左隅(右側ではない)にコントラバスだけが見える。
あとで確認したのだが、右隅にはティンパニがあった。
指揮者の左右にはスタンドマイク(市民会館の備品 C-48ではないかな)があった。
多分、照明や舞台装置のスタッフ用のモニターだと思う。
天吊りは無かった。
ちゃっかり本館スタッフが録音しているかも^^)。
 
幕が上がる前に二人の中世風衣装の人が出てきて緞帳前の台に何かを置いた。
写真は一幕終わりの休憩中の映像。
位置が違っている。
フルートは最初それとは気付かなかった。
飾りの多い短剣みたいに見えた。
もうひとつは枝先に多数の鈴をつけたものだった。
後に、フルートはタミーノ、鈴はパパゲーノに託される。
イメージ 1