ソフィア・ゾリステン  @ 南予文化会館

イメージ 117日、南予文化会館でソフィア・ゾリステンのコンサートがあった。
今年一番期待したクラシックコンサート。
「名曲の花束 Japann Tour 2016」ってことで、日本各地で演奏会を行っているようだった。
第一回は札幌(10月29日)~第20回はつくば(11月27日)
 
17日宇和島の前は、15日に西宮で、翌18日は宇部市である。
 
17日の宿泊は、奥道後ホテルのバスが停まっているところを見ると、松山泊まりらしい。
 
ヴァイオリンのリア・ペトロヴァは、髪をポニーテールにして黒のタイトロングドレス(マーメイド?)。刺繍袖。
写真とはずいぶん印象が違っている。
本番の方が私好み^^)。
 
イメージ 2開演30分前に文化会館に入ってみると、一階は大分席が埋っていた。
二階を見ると開いていたので、二階に行くことにした。
自由席なのだ。
最前列の中央に席を取った。
左右となりには人が居ない、最高の席になった!
ステージには白いチェンバロが設置されて、調律が行われていた。館長さんの話では、大阪から運んできたという。
 
 
 
 
イメージ 3
第一部は小品集である。
バッハ:G線上のアリアドボルザークユーモレスクシューベルト:楽興の時~第3番、パッヘルベル:カノン
イギリス民謡:グリーンスリーヴス、アイルランド民謡:庭の千草、エルガー:愛のあいさつ、シューベルト:アヴぇ・マリア、サラサーテツィゴイネルワイゼン、バッハ:主よ、人の望みよ喜びよ、バッハ:幻想曲BWV.524
 
後半のエルガーからサラサーテまではヴァイオリンソロをペトロヴァが弾いた。
ツィゴイネルワイゼンではUn poco più lentoが終ったところで拍手が起こりかけた。
続くAllegro molto vivace の途中で弦が切れて第一ヴァイオリニストとヴァイオリンを交換。
演奏が素晴らしく、ここは手拍子でも起きたら最高だったのに・・・。
田舎の怖いもの知らずの馬力があったらとおもう。
先般の仙台フィルのときの佐藤氏のようなはったりがあったらもっと凄かったかも。
 
イメージ 4休憩中に奥にあったチェンバロが前に出された。
指揮者が弾くらしい。
松山市民会館でイ・ムジチを聴いた時は、チェンバロは後ろに置かれていたと思う。イ・ムジチは指揮者無しで演奏するので、今回のソフィア・ゾリステンのような配置は要らないわけだ。しかし、こうしてみると中央にチェンバロ配置は、視覚的にも音響的にもこちらのほうが良いと思う。
 
春の第二楽章ラルゴは、繰り返し部分のヴァイオリンは少し変奏を加えたが、ジャラール・ジャリほどではなかった。全く同じ繰り返しではつまらない。ちょっと喜んだ^^)。
 
秋の第二楽章アダージョモルトは一番好きなところで、嫋嫋としたヴァイオリンとチェンバロの音色に聴き入った。空調も止められていて、奏者も気付いたかもしれない。
 
イメージ 6
 
 
イメージ 5
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 7
アンコールは、山田耕筰「赤とんぼ」、ハチャトゥリアン:剣の舞、唱歌(岡野貞一):故郷 の三曲が演奏された。
リヤ・ペトロヴァもいっしょに弾いた。
 
途中、花束贈呈が少女によって楽員全員に渡された。
持ったままでは演奏できない!
メンバーは、床に置いたり、チェンバロの上に置いたり、胸に挿したり、楽譜スタンドに立てかけたりした。
これでアンコールが続くことが分かった^^)。
 
楽員退場時に花束にキスをしてあいさつするメンバーもいた。
素晴らしい演奏会だった。
イメージ 8