北斎~(堂島)~宝塚~手塚 その2
阪急京都線の南方駅から乗って十三で宝塚線に乗り換える。地下道からホームに出る通路は、手塚キャラクターが壁一杯、階段いっぱいに描かれていて、年老いていく宝塚スターとちがい、いつまでもそのままなアトムたちが案内してくれる。
ホームには、電車待ちの日本人に混じって、いかにも西欧の代表みたいなヤングレディーがいたので、遠くから失礼したのだった^^;)。
駅から暫くは、多くのご婦人たちに混じって歩いていく。彼女たちの目的地は宝塚大歌劇場である。
そぼ降る雨の中とはいえ、辺りは日常とは違う雰囲気に包まれていた。
入場口を過ぎると、人影は無くなり、こちらの方向でよかったのかとすこしばかり心配になるが、手塚治虫記念館への看板を見つけて、ホッとするのだった。
チョット振り返ってみる。
桜の季節にここを通ると、また違ったというか、歌劇観覧のご婦人たちは、一層ムードが盛り上がるのではないかと思った。
広い通りの交差点に出ると、対面に手塚治虫記念館が現れた。
後ろのビルが邪魔だなあ・・・。
10月23日までだ。
行くか行かないか迷っていたが、北斎展が大阪であったので、まとめて行くことに決したのだ。
記念館前の広場には、火の鳥が鎮座している。
実物大なのだと思う。
正面から捉えると、彼女は少し微笑んでいた。