イグノーベル賞 凄技 に見る疑問
ETVでイグノーベル賞を取り上げていた。今年はチャタテムシの雌雄の変態ぶりが受賞したが、他に、コーヒーカップをこぼさずに持ち運ぶ方法の研究があったが、何でこんなことを研究しなければならないかまことに不思議であった。
イグノーベル界隈の閉鎖性の側面を見た気がした。
それはさて置き、昨夜のNHK「凄技!」のアーチェリーの改良話である。
矢がなかなか安定して飛ばないのは何故かということで、原因が弓の構造にあるというので、その改良話しだった。
洋弓、アーチェリーにつかう弓は、メカマニアから見るといろいろなパーツが付いていてなかなか興味深い。
和弓のシンプルな美しさに比べて、なんという煩雑さだ。
安定には重量が一番に効くが、重いともてないので色々工夫した結果なんだろう。
洋弓は握りと上下の板バネの部分・リムは機械的に接合されていて、ここがぐらついて矢の飛びが乱れると言うことだった。
そこで、改良型はぐらつかないようにした結果、的中精度が向上し、オリンピックの入賞確立が上がるだろうと言う話しだった。
U~~nn、なんと言うつまらない原因があったもんだ。それに気付かずに、いろんなアクセサリー満載になっているのか。まるでオーディオ界でアクセサリー満載マニアと同じだと思った。
洋弓は韓国製が多くて(日本製は無いという。ヤマハに無かったかなあ)、韓国選手はメダリストが多いという。
韓国選手やその他海外の優秀選手は、とっくにその問題点を把握していて、
対策済みの弓を使っているのではないか。
握りとリムの嵌め合いは簡単な構造だから、
メカにセンスのあるものなら、そこに問題があるとわかり、
簡単に対策しそうだ。
オーディオマニアにはアクセサリー命の方が居て、
例えばスピーカーの下に色々なものを挟んで、
挟んだそれぞれの特長が積算されると言う幻想に浸っている。
洋弓に搭載されているバーニア付きのアクセサリーを見るに付け、
プラシーボ効果以上の効果があるのか
甚だ疑問に思う。