初音ミク 「1/6」に戦慄

今しがたYOUTUBEで「1/6」を見た
その気で聴いたのは初めてだった
聴いていて歌詞をたどって、途中、戦慄を覚えた
 
ふたりは死の道行を選んだのじゃないかと
 
「えっ!?」と声を出した後、固唾を呑んで聞き続けたが決定的な文言は無かった
ほっとした
もしかして「消失」よりハードストライクじゃないかと恐れた
 
しかし、そのあと「1/2」を検索すると作者Pさんは、一度削除を考えたらしい
曲が理解されて無いからと
 
思うにそれは
重力が軽くなれば気持ちも楽になる、そんな甘いことじゃないのだこの歌は
 
「自由落下」
 
自由落下の間は重力がゼロになる
そうなのだ、高い塔へ登るの訳は
「1/6」は目くらましの言葉
 
ディーリアスに「楽園への道」という美しい曲があるが
それは楽園なんかに行く道じゃないんだ
 
『楽園へのあゆみ The Walk to Paradise Garden
 
行く先には楽園など無い



いつか重力のクサリを
断ち切り君を連れてサテライト

君を探してあの街へ
さ迷い歩いた夜の道

受話器越しに聞こえた声が
なぜか とても 気になったの

見つけた君は赤い瞳
何事もないフリはナシにして

黒い沼に沈む君を放っておくわけにはいかない

いつか重力のクサリを解き放ち
宇宙へ飛ぶサテライト
そこに行けば体の重さも1/6

君が抱えてる悲しみが
少しでも軽くなればそれでいい
いつかそこに君を連れていくよ
重力の外へ

宇宙旅行は無理ですが
物理的に高い所へ

色々考えてみた結果
目指すは港の赤い塔

走ってきたフリして
胸の鼓動の速さを隠してみたの

今日は君の手を救い上げる権利をもらうよ

軌道エレベータのように
雲を抜けて昇るよサテライト
300メートル昇れば少しは軽くなるかもね

つまり子供ダマシだけれど
意味が少しでも伝わればいい
地上よりも上に連れていきたいの
重力の外へ

見え隠れしてる気持ちは
多分バレているんだろうけれど
今はそれ以上 君を救いたいエゴイズム

太陽の力を借りて
白く輝いているお月様
同じように頼ってくれませんか?

いつか重力のクサリを断ち切り
君を連れてサテライト
辛いコトや悲しいコトも全部
1/6

宇宙船はまだ先だけれど
そこに辿りつけるまでの間
僕の左手を握っててくれますか?

いつか重力の外へ連れていくよ

out of the gravity
 
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