「初音ミク」の日本

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デジタルネーティブ時代
初音ミク」の日本
世界が憧れる創造力
杉山知之(デジタルハリウッド大学長)
 
デジタルネーティブの創造力が今、世界に大きな感動を持って迎えられ、
日本の現代文化への憧れを大きくしている。
それが「初音ミク」だ。
初音ミクは、音程の通りに歌詞をうたってくれるソフトウェア。
ヤマハが開発した音声合成ソフト「ボーカロイド」を応用し、
歌声によって、それぞれアイドルのような名前を付けて販売している。

2007年の発売以来、
初音ミクを使って作られた曲が、ニコニコ動画などの動画共有サイトに次々とアップされ、
現在はオリジナル楽曲だけでも約3万8千曲。
そのうち、100万回以上視聴されたのは約20曲。
まさに、デジタルネーティブ世代のスーパースターだ。
プロではなく、一般の人が作るコンテンツを「ユーザー・ジェネレーテッド・コンテンツ」という。
初音ミクはそのもっとも成功した例だ。
その人気は世界的で、「ロンドン・オリンピック開会式で歌って欲しい歌手」の1位に躍り出たほど。

このような世界的なムーブメントを起こした根底にあるのは、実は日本の教育だ。
世界でも屈指の教育機関を多く持つ米国でも、
教育予算の削減で真っ先に削られるのが、美術や音楽。
わが国ではその点、美術と音楽の教育が小学校から高校まで続き、
さらにお絵かき、ピアノ、ダンスなどの習いごとが、
国民の誰もが表現者となれる素地を綿々とつくってきた。
初音ミク起爆剤となり、アマチュアの作詞家、作曲家、編曲家、イラストレーター、アニメーターらが
ネットを通じて「共創」を行い、
それが動画共有サイトで日々発表され続ける_。

「一億総クリエーター化」という言葉が本当に実現しそうな日本は、
世界から見ればすごい文化の国なのだ。

25日愛媛新聞生活欄の記事だ。
多分、他紙にも配信されていると思う。
一般のボーカロイドへの認知はそんなにたいしたことは無いと思う。
 
NHKのど自慢は未踏だし^^;
半分しか見てないが「かまぼこ板の絵」にはボカロは無いようだ。
愛媛新聞には「ヤング落書き帳」という若者向け投稿欄があり、毎日数点のイラストが載る。
今までボカロ関係は鏡音リンが一点と初音ミクらしいのが GUMIが一点あったくらいだ。