「ジブリの動画家 近藤勝也展」を見て
今日の商業美術のトップランナーの一人だろう。
私自身は昨年の「コクリコ坂から」を六回鑑賞し、先日DVDも購入したしで、
是非とも行ってみたかった展示会であった。
美術館入り口では巨大な魔女「キキ」の看板が迎えてくれたが、
その原稿の手書きイラストは手のひらで十分覆い隠される小ささにいささか拍子抜けした。
この絵が元になってあの看板以上に巨大な映画館のスクリーン上に
キャラクターが生命を得て動き回ると思うと、
ちょっと不思議な気がする。
人物設定のための色々なポーズや表情は、上映作品に無いものが数多く、
ちょっとスケッチを試みたが場内の監視員に止められてしまった。
なるほど、入場チケットの裏面には会場内での写真はもちろん模写は出来ませんとあった。
模写とスケッチの違いをここで議論してもしようが無いし、
商業美術の商業美術たるところだなあと納得し、
脳裏に焼き付ける作戦に切り替えた。
路順の最後に、ノートにびっしりと漫画のキャラクターが描かれた年少期の熱中振りを表すコーナーがあった。
こうやって彼は腕を上げたのだし、
それが今や展覧会の呼び物の一つになっている。
模写を排除する展覧会に模写を展示する面白さにニヤリとして会場を出た。
上の文章を少し添削されましたが
最後の一文が効いたと思います^^;
ここんとこ、そのままでした。
主催の一つの愛媛新聞ですので、担当者は苦笑い?