シャガール & ミロ @高知県立美術館 その1
ベラ・ローゼンフェルト(マルク・シャガール夫人)
高知県立美術館へ行った。
今朝、思いついて高知県立美術館を検索すると
シャガールとミロの展覧会を開催中であることが分かった。
おまけに、夏のホールイベントとして
高知県立美術館夏の定期上映会
新海誠監督特集 アニメーションの世界
が、予定されている。
高知のハードオフにも暫く行ってないので、中古品状況視察も兼ねることにした。
ホームページではミロとシャガールは別々に入場のような感じだったが
両方とも一括で見ることが出来た。
シャガールはかなり過去の人のような感じを持っていたが
亡くなったのは1985年で享年97歳であった。
東京でシャガール展が開かれた時、1963年のことだが、そのカタログに載せられていた文章があった。
◆
日本のみなさんへ
私は日本のみなさんについて いつも想像しています
心の深い民族 目に映ずるものを 言葉がなくても感じ取れる民族なのだ と
現代は 感動がすなおに涙にならず ただ個性のない微笑が
我々の目の前にカーテンのようにたれ下がっている
そんな 悲しい時代です
だからこそ私は ことさらに自分の作品を日本に送り
芸術について私の夢 この世の人生とこの世ならぬ人生
存在したものと存在しなかったものについて私の夢を
みなさんに打ち明けたいと思うのです
みなさんを身近に感じるのは 私が 多くのみなさんと同じように
存在したものを夢見ずにはおれない人間だからです
みなさんも あの瞬間を知っているのではありませんか?
夢が私たちの手や心の中でとつぜん花ひらく
あの一瞬を!
マルク・シャガール
◆
シャガールの部屋に入ってすぐのガラスケースに
シャガールと婚約者のベラ・ローゼンフェルトの写真が納められていた
思わず、ヨハネス・ブラームスの恋人クララ・シューマンを想起した
つづく・・・