ツインテールのキキ

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近藤勝也展」へ行ってきた。
前回と同じ市民センター駐車場に車を置いた。
割引券の付いたチラシをいただこうと思ったら、既にそれは無く、
簡易デザインのチラシしかなかった。
しようが無いから手持ちのチラシを使おうかと思っていたのだが
ポスターの下に「前売り券発売中」の紙が貼ってある!
??と思いつつ、事務所に入って聞いて見ると、まだ有るとのこと。
当日¥500、前売り¥400なので即購入^^
前回もそうするべきだった!

平日木曜日の午後4時半過ぎなので、入場者は少ないだろうと思っていたが、
意外にも、ぱらぱら入場者がある。
私の前の親子連れが「写真をとってもいいですか?」などと訊いている。
私の新聞投稿を読んでいませんねえ^^;

入場して正面パネルには7月19日の自筆日付のあるキキの大きなイラストがある。
前回もあっただろうにあまり記憶が無くてじっくり観察する。
続いて「ラピュタ」のフラップター飛行シーンのコマ割りイメージボード。
六枚が縦二列に展示されているので
これを交差法裸眼立体視をしてみたが、コマ順が縦配列だったので
立体把握は到底不可能
というか、そんな配慮など有り得ない。
一応、家に帰って展覧会冊子のこのシーンを立体視してみたがダメだった。
左右連続コマ配置だったので、機上のドーラとパズーだけでも立体把握できないかとおもったのだが。

さて、入場口のキキのイラストが掲げられたパーテーションの裏側(場内側)に衝撃のイラストがあった。
キキの初期イメージで、なんとヘアスタイルがツインテール
形はドーラのツインテール(三つ編みお下げ髪というのがより正しいでしょうね)に良く似ている。
風貌は「雲のように風のように」のセシャーミンに似ている。
猫のジジは細身のシャム猫に長い前髪をあしらった、ちょっといけ好かないツン猫^^;
ウィキペディアで「魔女の宅急便」を検索すると、キキは
当初原作のイメージを重視しロングヘアーであったが作画が難しいという事で様々な髪型が試され、
最終的にはショートヘアーとなった
(初期イメージボード等では髪を2つに分けていたり、三つ編み等もあったほか金髪もあった)。
であったそうなのだが、本編のショートヘアにリボンは正解であったと思う。
なお、上掲のイラストは思い出しながら描いたのでかなりいい加減だ。
まあ、雰囲気だけでも。
ネックレスをたなびかせているが、そのデザインは「雲 風」のセシャーミンが着けていたものと同じだ。
 
やはり、一度だけの鑑賞では見逃しがあるものだ。

ここまでで時間をかなり食ってしまい、後は少し急いで残念なことになった。
 
前回、「コクリコ坂から」の海は北斗さんに似ていると書いたが、改めてそれを思った。
画家の広小路さんはめがねを外すとかなりの美形のはずだが、イメージボードではそうではない^^;
コクリコ荘の住人でウィスキーを持ち込んだ、誰だっけ、彼女の初期イメージは別人だ。
 
アニメーターによって風貌は微妙に変化するものだが、
設定検討段階では大きく変化していることが良く分かる。

海がきこえる」だったか、作画ボードの角に
「最近、マチャアキに似ていると言われてショック」
と書いてあって笑わせてもらった。
 
海がきこえる」の作画は、他と違って繊細な細い線で描かれている。
氏本来の絵柄はウィキによるとこれなんだそうな。
海がきこえる」は原作とアニメでは大幅に異なっているという。
その一つに原作にあるキスシーンが描かれないことがあるらしいが、
作画はちゃんと描かれていて展示されていた。

一時間じゃ足りなかった。でも、もう一回というのは・・・・。
 
先日、愛媛新聞の読者投稿欄に美術館や神社仏閣における写真撮影禁止についての投稿が載った。
それによると、欧米の美術館では写真撮影が可能なのだそうだ。
流石に三脚構えての撮影は憚れるそうだが。
 
スケッチ不可については、先日の高知県美術館のエピソードを高知新聞に投稿したが
どうも不掲載だったらしい^^;
私もなかなかシツコイ。

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