冨田勲・初音ミク / 東京迷子旅 5

午後2時半から始まった第一部は3時10分過ぎに終わった。
ネット生中継が3時15分から行われる予定だったとおもうが、対応はどうだったのだろう。

休憩は20分ほどだった。


今振り返ると、きちんとメモを取っておくべきだった。
終演後、客席で不乱にキーボードを叩く女性が居た。
第二部、ここで合唱団が入場したのだったか、第一部で混声合唱団は既に入場済みで、
第二部からオルガン両脇に児童合唱団が入場したのか、分からなくなった。
記憶なんていい加減なものだ、歳の所為か。


指揮の大友直人さんが指揮台に立って、さあ、本命の「イーハトーヴ」交響曲だ。
 
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1.岩手山の大鷲<種山ヶ原の牧歌>
この曲を引用している。
[Night of Taneyamagahara -Pastoral-]『種山ヶ原の夜』より「牧歌」
http://www.youtube.com/watch?v=AuBgt_psqvg
 
 
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3.注文の多い料理店
いよいよ初音ミクの登場だ。ニコンミクロン双眼鏡に自然と手が伸びる。
スクリーンにリアプロジェクションで映し出されたミクさんは、衣装はデフォルトの
パッケージ衣装だったが、顔立ちはTda式と思えた。
事前に購入した「WIRED」に載っていたから間違いない。
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頭には斜歩・・・じゃない、シャッポを乗せている。
ツインテールだから被るのではなくて乗せている。
動きはややカクカクしている。
造形というかモデリングは平面的で、SEGAミクのライブに見る立体感は無い。
あの立体感は斜め上からの強いライティング設定で
陰影をコントラスト豊かに表現することによって得られている。
今回の場合、スクリーンがオルガン前にあってかなり高い位置にあるし、
ミク自身は4次元的な浮遊する存在でもあることだし、あれでいいのではないかと思う。
 
歌声は耳当たりのいい声になっていて申し分ない。
歌詞が分からないのは、こちらが歌詞を知らないために起きることで、
一般普通の生活上で起きていることだ。
 
指揮とは完璧には同期してない。
逆にこの方が自然で、不安定な生身を感じさせていいのではないかと思う。
「がんばって、ミクさん」
という気持ちを引き出す巧まざる演出・・・・・じゃないョ^^。
つづく