ソナス スタンド整備 4

イメージ 1φ2.7のドリルで下穴を開ける。
五枚の板は面一に上面を合わせるより、
ネジ部分をわずかに下げて五枚をややゆるく締め、
天板を取り付けると五枚全体が天板に密着する。
その後、五枚をまとめるボルトを締める。
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2その後、一旦天板を外して、
ネジ穴の周囲が盛り上がってきた部分を
ノミで削り取る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3凸形の印は中央のナットの方向を示す。
これを考えずに闇雲に締めると
 
イメージ 4これは上下支柱の中央の板に打ち込まれている
ナットの圧接痕である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5中央板には鍔つきナットが打ち込まれている。
ここに両側からボルトがねじ込まれて、
五枚の板が締め合わされる。
 
ナットが板に完全に固定されているといいのだが、
そんなことは絶対にありえない。
 
右側のボルトを力任せに締め上げると、徐々に
ナットが抜けてくる。
そして右側の板にめり込む。
めり込んだ跡が上の写真である。


ボルトを締める順序を守らないといけない。
1.左のボルトを軽く締める。
    2.右のボルトをやや強く締める。

3.左のボルトを強く締める。


この構造は一台に六ヶ所ある。
すでに組み立てているもう一台のスタンドも気になったので分解してみた。
方向は揃っていた。
しかし、上下調節の部分に不具合があった。
左のボルトを締めすぎていて、左側にナットが飛び出していた。
スライドした跡が長々と付いていた。
ツバがあるのに、強引に締めたのだろう!
右ボルトを締めてナットを中央に移動した。

この部分を再調節する時は気をつけないといけない。


イメージ 6スタンド基部のウェッジ飾り板も何とか取り付けた。
 
上側は支柱ネジ穴を埋めて、改めてねじ込んだ。
座繰りが浅かったので、すこし削って深くする。
 
下側は、飾り板のねじ穴が細すぎるので開け直した。
この穴が雌ねじになって締まりきってしまい、肝心の支柱側には締まりきらなかったのである。
 
トルクス頭がほとんど舐めているので、強く押し付けて慎重に締めた。
 
実は大理石基板を取り付けるネジも一本が甘くなっていたので、
穴埋めをして、改めてねじ込んだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アマトールは初代、二代目合わせて何台くらい生産されたのだろう。
スタンドもほぼ同数(ミニマアマトール用も考えられる)だろう。
その半数以上が、組み立て方が悪くって、性能を発揮していないのではないか。
出来るだけ、面圧接になるようにしたいのだが、
金属と違って木材はボルト部分周囲しか締まらない。
それが、上記のような状態だと、点接触になってしまう。
 
イメージ 7