B787 バッテリー不具合で思うこと 2

イメージ 1この図は20日付の愛媛新聞に載った。
従来機の図は概ね了とするが、787の図には承服しかねる。
 
エンジンポッドのところにある発電機は何で駆動しているのか?これでは推進エンジンで駆動しているとしか思えない。ウィキの話と違う。
 
この図のAPUの守備範囲もウィキと違う。
空調用のリチウム電池にしか関連しない。
大目に見ても操舵系にしか関係しない。
 
駐機中のエンジン停止時は操縦室側のバッテリーはバッテリー単独で自己容量分で働いているのか?恐ろしいことだ。
 
記事全文はこうだ。
イメージ 2
「バッテリー過充電で煙」という見出しはまあいいだろうが、過放電を否定する根拠も知りたい。
 
記事の後半が論理的にすっきりと受け取れない。
 
リチウムバッテリーを充電するための発電機はどこにあるのか?
その発電機は何で駆動するのか?
 
推進エンジンは推進力にしか関与しなくていいから燃費が良くなったとしようか。
そうであるなら、発電用の駆動源(蒸気機関?ガソリン機関?ソーラー発電機?ガスタービン?)の効率もめっちゃ良くなっていることも特に重要だ。
加えて、空調用のモーターや操舵アクチュエーターの効率も(電気駆動? 一旦油圧ポンプを動かしてから油圧シリンダー駆動?)大変重要になってくる。
 
推進エンジンには自己システムとして油圧系、空圧系、電気系を搭載している。
回転部を潤滑しなければならない。タービンブレードを冷却するために空気を送らねばならない。燃料制御等の電源の電気を発電しなければならない。


記事によると
「787はエンジン付近に取り付けた4個の発電機で機内の電気の大半を賄う」
と書いてある。
(出力計1000㌔VA)とも書いてあるが、4個の発電機は全部で4個なのか、エンジン一機あたり4個なのか確定できない。
 
記事では
767など従来機はエンジンの油圧空圧を機体制御にも使うから効率が悪くなる。
787は(発電機を何で駆動しているか分からないけど)、767の6倍もの電力を使って
燃費効率20%向上を達成!
最長15000kmの航続距離を実現した。
と書いている。


訳分からない私がバカなのね^^;