ふるさと大学「伊予塾」 新聞記事

先日の講演会の記事が載った。
見出しは
《 解釈多様 冷静に考察 》
[ 史料読み解き 陥りやすい先入観 ]
 
一ページの特集記事だが、内容は1/2しかない。
下半分はこれまでの講師の写真紹介で埋められている。


徳川家と深いかかわりのある松山藩は、幕末には佐幕派として働き、後に咎をうけた。
藩主定昭は時流に乗れなかったわけだが、
空気を読み信念も節操も無く動く人より信頼できる。
 
私たちは見たことあるように歴史を語りがちだが、それは史料(文献)があるから。
しかし、文献にならなかったことに目を向けねばならない。
文献には脚色があり、都合よく書かれている。
 
歴史を捉えるとき、大切なこと。
1.学校で習う歴史は勝者の歴史。
2.私たちは結果から歴史を見ている。


3.のポピュリズムについては、現場では何を話されたか全く覚えが無い。
というか、
「え~、三つ目は ですね・・・」
てなお話を捉えられなかった。
「歴史を捉えるには大切なことが三つある」という言葉に、三つ目は何だろうと待ち受けていたのにこのざまだ。
 
三つ目は、妙な肩入れ、思い入れということも出来る、と言い換えて、
忠臣蔵の話をされたようだ(記憶が無いのである^^;)
 
赤穂浪士は立派、憎っき吉良上野介(一発変換、すごい!)
ということになっているが、
吉良は善政を施した名君だったし、
浅野内匠頭(いちいち打ち込み)は、田舎侍で大舞台経験が少なすぎた。


3.の吉良は実は名君という話は、今ではかなり一般性があるとおもう。
2.の話で、長篠の戦での鉄砲の役割(雨で使えなかったかも)という話は面白かった。
 
ICレコーダーを持っていかなかったので、ほんとに3.の話は記事通りだったか分からない。
私も、記事(文献)を信用しない癖がある^^;)