冨田勲・初音ミク / 花巻幻想曲「一度でも何度でも」 その1
宮沢賢治の生誕地、29日花巻演奏会を聞きに出かけた。
前回は、演奏会チケットをパソコンの前に置いたまま出かけてしまう失態を演じたので、携帯品リストを作ってチェックをしながら荷物をまとめた。
座席は前回と同じ席^^)
三宅島上空で、富士山を認める。
天候は安定していて快適な空の旅。
定刻とおり羽田着。
東京駅で東北新幹線乗り継ぎ花巻行きの切符を買う。
昼食用にサラダドッグと缶コーヒーを買って
14:40発、やまびこ65号の車中の人となる。
隣りの青年はおにぎりを頬張っている。
デッキからどやどやと人が入ってくる。
何事かと思ったら、上の駅に停車して乗客が入って来たのだった。いつの間にか発車して停車していた^^;)なんてスムーズなんだ。
新幹線には20年前に博多勤務時代に徳山~博多間を何度も乗車したが、運転が荒いというか、台車の取り付けが壊れているというか、ドスン、ガタンとそれは壊れかけかと思う衝撃を発して、発車、加速、減速していたものだ。
「やまびこ」は静かに発車して(最近は、ホームの発車ベルは鳴らないのね^^)静かに加速。「ド~~~」という走行音と「シュ~ン」とも「シャ~ン」とも言えぬ風きり音を発して優雅に高速走行をする。
新幹線もそれなりに進歩しているのだった。
仙台で隣りの青年は下車。
なるほど、これが森の都仙台かと、車中から見下ろす。
新花巻で下車。
やまびこは盛岡目指して去っていった。
東北は未踏の地。
これから何が起きるのか。
在来線に乗り換えるとき、乗車券が見当たらない!!
先ほどまでポケットにあったのに!!??
あわてて探すと待合室に落ちていた。
誰か注意してくれてもいいのに。
そこにいるのは、ストレンジャーばかりだからかなあ。
ネットでは、快速のはずが普通車。
18:02
花巻駅に到着。
演奏会前に腹ごしらえのために「やぶ屋総本店」に向かう。
歩いて10分あまりだった。
賢治がお気に入りだったという天ぷらそばとサイダーの組み合わせを試してみるためだ。
おまけに、
店員さんに、その部屋を見せてもらいたいとお願いした。
蕎麦が茹る前に見せていただいた。
当時はサイダーの方が高価で、賢治は生徒や後輩にも振舞ったとか。
ここで、賢治のあのポートレートがベートーベンの真似というのは花巻では有名なのかどうか尋ねてみた。
店員が言うには、賢治の弟のお孫さんの言葉として知れ渡っていることという。
恐れ入りました。
件のイラストを見せて笑っていただきました^^;
開演が迫るので急いで食して店を出、タクシーを拾おうとしたが、
タクシーがまったく走ってない!!
結局、駅まで戻ってしまったが・・・・・・・・・・・・
駅前のタクシーに乗る前、なな、なななっ、
無い、 無い ナイ!
チケットが まさか、
今回は前回のようなミスをするわけにはいかないので、持ちものリストでチェックして
クリアファイルに一枚ずつ挟み込んで持ち出した。
なのに、ファイルに在る、あったはずのチケットが無い。
どうも、ファイルに挟んだ地図を見ながら移動したので、上下を持ち間違えたというか
持ち直した際に上下がさかさまになって
するりとチケットが落ちてしまったようなのだ!!
万事休すと思われたが前回のことも在るし、ここは大丈夫と言い聞かせて
タクシーを文化会館へと飛ばした!
会館の壁の賢治像。
その下に力なく置かれた私の旅行バック。
事情を話すと、5分前まで待って誰もこないことを確認してから座席に案内するということだった。
やれやれ^^;
中ホールから大ホールに向かう、合唱団の面々。
これは30日付地元紙「岩手日報」に載った演奏会の模様。
最前列の一番はっきり分かるひとりの聴衆が私^^;
よくご覧になれば分かると思うが、それは大変な座席だったのだった(泣)
つづく