SAE-2600 Test

イメージ 1H.O.にSAE2600があったので入手。
ゲインセレクターのノブが二個紛失している。
あっても緩くなっていて、切り替えると飛び出して外れてしまう。
左メーターの窓が落ち込んでいる。
それで少し安かった。
値札には「音出ました」とのコメント
ただ、ジャンク扱いになっていた。
 
私「家に持ち帰って、いざ鳴らして聴けた音でなかったら返品OKですか?」
店員「ジャンクですから、返品できません」
私「電源が入るだけでも、ここでテストできない?」
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店員「いいですよ」
 
てなわけで、カウンターで電源投入テスト。
右メーターの照明ランプが一部切れている。
ゲインセレクターを操作すると、若干メーターが振れる。
 
私「テスターは無いですか? ちょっと見たい」
 
SP端子に電圧が出てないか気になったのだ。
 
店員さんが持ち出したテスターは二台とも故障?
AC100Vが読めない。
 
しょうがないので検品用のSPを所望する^^)
一台だけ小型の安物SPを出してきた。
SP端子にリード線を接触すると「ザザザ」と音が出る。
 
店員さんもやる気が出たのか、I-Pod(?)を出してきて入力端子に接続する。
 
メーターは振れるが音が出ない!!??
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「さっき、ノイズが出たのだから、途中のアンプが壊れているのかなあ。買う気になったのに」
 
と言いながら調べてみると、SPボックスの方の端子部分が接触不良だった。
 
接続変えしたときに、リード線を突っ込みすぎて、被覆を噛んでいたのだった。
 
まあ、一応まともな音だったので、
 
お買い上げ^^;)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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持ち帰っていろいろ検査。
なかなか良い個体と思われる。
一度も中身を開いたことは無いようだ。
ねじに回した形跡が無い。
傷も多少の当たり傷と天板のこすり跡くらいで、今まで手にしたSAEのなかでは美品の部類だろう。
トランスはEIコアだから前期型である。
SP端子に100mV程のDC漏れがあったので調整した。
調整後は落ち着いた値を出しているので、部品劣化はあまり無いのではないかな。
 
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ファンがことこと回るのは仕様が無い。
 
少しランニングしてから大き目の音量を試す。
 
メーター感度最大(-24dB)なので大きく振れているが、
20Wくらいの値である。
 
ハーベスにもつないでみたが、なかなかよろしい^^)
 
内部を掃除してやらないと、このままでは可哀そう。
分解は面倒くさいので、今年中に出来ればONの字。
 
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