ソフトサスペンション 7

イメージ 2LP12 のサスペンションスプリングは、三箇所とも同じスプリングが使われている。
 
左の図では、スプリングが台の上に置かれているが、実際はトップボードから長ボルトが下に向かって伸びていて、ボルトにねじ込まれたナットでスプリングを支えている。
 
3点の荷重はそれぞれ違うから、スプリングの縮み具合はそれぞれ違う。
 
 
 
 
 
 


イメージ 1
f:周波数(ヘルツ)
k:ばね定数
m:質量
 
質量mの物体がばねに繋がれていると上の式で振動数が計算される。
LP12のばねは同一だから、三つのばねはそれぞれ違った振動数で振動する。
(kは一定。mがそれぞれ違う。)
例えば、
LP12の置き台に突き上げる力が加わった場合、
三つのばねはそれぞれ違う振動数で振動する。
つまり、
サブシャーシ(プラッター、トーンアーム)は単純に上下するのではなく、
荒々しい動きをする。