SONY TC-9800
TC-9800 のメカを眺めてみた。
パネルをはずすとそこには、
シュワルツェネッガーの中の人が居た^^)。
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テープカウンターの駆動ベルトがユルユルになっていたが、スリップするほどでもない。
スプリングには振動防止のチューブが被せられている物とそうでないものがる。
エスカレートドライブ機構が見えない。
ロート・バイラテラル機構。
Vブロックに回転軸を押し付けるように固定している。
キャプスタンモータープーリー
直径はキャプスタンプーリー(フライホイル)の1/2になっているようだ。
ベルトは十分な弾力性がある。
40年前のものとは思えない耐久性だ。
リールモーターの下にある梁のようなものは、
ピンチローラーの駆動機構で、左右両端に
ソレノイドがある。
ピンチローラーの迫上がりと挟み込みを
左右対称に見える機構で行っている。
ピンチローラーは迫上がった後、キャプスタンに圧接する。
時間差を対称な機構で作り出して行っているのだが、
メカ屋さんの面目躍如。
迫上がりの摺動部のオイル切れで、走行状態から停止に戻れないことがある。
というか、
オイル切れのほかに何か原因があるのだろうか。
裏側から仕組みが見えそうも無い。
フライホイルががんばっている。
サイドボードを外せば、横から仕組みを覗き見ることが出来るのか?
リール台のブレーキ機構。
ブレーキシューが二つあって、ひとつは停止ブレーキ用。もうひとつは、メカニカル・テンションサーボ用のブレーキである。
右リールのテンションサーボ用のブレーキが効き過ぎになっていた。
サーボがまったく効かなくて、テンションが強くなっても動作しなくなっていたというか、調整が悪くて、動作に至らない組み付けだった。
モーターの回転力でテンションを与える方法ではないのである。
再生アンプはやはり左がトラぶっている。
これは厄介だ。
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テープ走行部分の汚れを落として、
今日はここまで。