ウィンドレギュレータ修理

イメージ 1NHKのど自慢を見た後、
「1940年 幻の東京オリンピック」後編を観る。
訳も無く感動する。
 
風がさわやかなので、エグザンティアの窓落ちを直すには今しかないと作業開始!
 
シトロエンのウィンドレギュレータは概ね左のような構造だ。
 
イメージ 2スライダーの突起を窓ガラスの穴に突っ込んで、駆動ワイヤでスライダーを上下すると窓ガラスが上下する。
 
スライダー突起とガラス穴の間にはゴムブッシュが入っている。
ゴムブッシュには突起を銜えるクリップが差し込まれている。
 
いろいろ観察した結果、スライダー突起の溝の形がよくなくて、突起からガラスが外れてしまうことがわかった。
 
イメージ 3
突起の溝が斜めになっているので、側圧が掛かると容易にクリップが押し広げられて外れるのである。
 
壊れてしまった(レール爪が割れた)最初に取り付けられていたスライダーの突起は、溝が直角に掘られていて、尚且つ先端も無骨に太い。
ところが、今付いている緑色のスライダーは突起の溝が斜めに削られていて、側圧が掛かるとクリップが外れる。先端部もやや細くて円錐状。
 
窓ガラスは曲面なので、スライダーレールもそれに習って曲線になっているが、力の掛かる方向と動く動線がマッチしてないようだ。


何度もトライするが、簡単にクリップが外れてガラスが外れてしまう。
 
困った。


何かに使えるかもしれないと思って手に入れていた
他機種のレギュレータを取り出してみた。
突起が今の緑色のものと同じように円錐状ギボシ(擬宝珠)の形をしている。
クリップも付いていて、割りピンに近い形だが、強い締め付け力がある。
試してみると、強い側圧を掛けても抜けない。
 
これならと思って、ゴムブッシュに差し込んで使ってみた。
 
上手くいった。
 
二三度、窓を上下させてみたが、外れなかった!
これで車検に持っていける。


先日のオイル交換後、高知まで往復260kmを走った。
車体下にもぐりこんでオイル漏れ等が起きてないか観察した。
 
幸い、異常は見つからなかった。
前回の車検のときとほぼ同じと見てよいだろう。