冨田勲「イーハトーヴ交響曲」

イメージ 1
大阪フェスティバルホールでの演奏会にあわせて同時刻
NHK録画映像とブルーレイで鑑賞した。
 
アンコールはオーチャードホールでのブルーレイ
 
イーハトーヴ交響曲の指揮は、今日と同じ大友直人氏。
花巻の時はテンポが速すぎたと思うが、今日は如何だったか。
オーケストラが学生オーケストラだから遅くしたかも?
初音ミクはどうやって演奏したのだろうか。
 
冨田さんは初音ミクを指揮者に合わせることに拘ったが、
実際の生身のプリマだったら如何だったか。
たとえばマリア・カラスやエリーザベト・シュバルツコップだったら、
指揮者はソリストに合わせるだろう。
 
ミクは合唱の一員という位置づけが大きいから
指揮にあわせるのはもっともなことだ。
 
そして、技術革新。
 
初演は、ことぶき光氏や藍圭介氏や篠田元一氏らが必死の思いで
初音ミクを動かした。
その苦労は、ライト兄弟が始めて動力飛行に挑んで成功させた時の
フライヤー号の操縦に似ている。
フライヤー号の操縦システムは、それ一代で終わった。
現代の航空機は異なるシステムで自在に空を飛ぶ。
 
最近、テンポの揺らぎに追随するボーカロイド演奏技術が出てきた。
航空機を自在に操るシステムと同じに、
ボーカロイドを自在に操るシステムとして、一般化される時がくるのだろうか。
 
NHKの世界初演の映像を見ながら、ライト兄弟の初飛行を思った。