深層心理・目には目を

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松山市とその周辺の地域に、こんな啓蒙看板が掲げられていた。今から20年位前はあちこちで見た。
このブログを始めた当初、記事にしてやろうと思って探したが、なかなか見つからなかった。
先日、偶然に松前町で見かけたので、写真に収めてきた。
絵柄の部分は薄れてきたので、改めて彩色してある。
家に帰って気づいたのは、子供の配置が記憶とちがうことだった。
私の記憶が正しければ、もう一人児童がいて、おびえて立っていた。位置は、中央の下だったか、汗を散らしている二人をもう少し下げて、その上に配置していたのだったか・・・。
 
多分、しゃがんで汗を散らしている二人が、消された子をいじめたのだろう。
そして、周囲(上側)の6人がいじめっ子を懲らしめている、 という図式なはずなんだが・・・・・・。
どうみても、ふたりを寄ってたかっていじめているように見える。考えすぎかもしれないが、消されたおびえた子も周囲から脅されているみたいだった。
暴力を制するは暴力という、深層心理が見え隠れする。
記事にした看板は、広告が入っているが、この形式は初めて見た。
 
記憶にある看板は、イラストは輪郭線が描かれて、彩色は無かったような気がする。
バックに校舎が描かれていたかな?
 
後ろの六人に対して、前の二人は重ねるように描かれている。
型紙、もしくは部分ごとに元絵があって、
選択して配置するのかもしれない。
 
彩色の際に、元絵の個性がつぶされていて残念。
シチュエーションには問題ありそうだが、
絵自体はよかったんです。
余談
今はもう無いのだけど、松山中央通の久万の台交差点にローソンがあった。
その駐車場にかなり大型の松山の案内地図看板があった。
そこに描かれた人物が、垢抜けた田舎(松山)とは思えない造形で、
気に入っていたのだった。
 
他所では、同じイラストレーターとおもえる作品を見たことがない。
松山名所の取り上げ方、描き方からして、地元の作者と思えたのだったが。
2012年のストリートビューにローソンが写っている。
このとき既に店舗が当時と変わっていて、
現在は建物も無くなった。
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