KANO 1931海の向こうの甲子園
台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」
スパルタ特訓で台湾の全島大会で優勝。
そして、
甲子園大会に出場する。
近藤兵太郎を永瀬正敏が演じるのだが、全く笑わない。
ガチガチの鋼鉄のような人物像。
むかし、マンガで見た「男一匹ガキ大将」のような男の世界。
というか、絵柄がふと浮かんだのだ。
台湾に昔の甲子園セットを造ったのだろうか?
ワイドスクリーンの左に打者、右に投手を配してのシーンはTV中継画面では見られない新鮮さ。
決勝戦の模様は、走攻守を生々しく演出。
血のにじむ攻防をこれでもか!!!と描写。
大会ロケ、どんなにして撮った?
CGではないように見える。
演出に、CGの使い方が下手なところもあるが。
色の載りは日本映画と大分違う。
色にコクと粘りがある。
もちろん、欧米のそれとは違うが。
大沢たかおの治水事業の挿話は不要ではないかと思うが、台湾にとっては欠かせないのかも。
エピローグに選手メンバーのその後がスチールで紹介される。
ある人物の「楊伝広を見出した」という一文に釘付け。
前半、近藤が誤解されるのではと案じたが、
決勝戦の場面で、私はヨレヨレになってしまった。