NHK国会中継

国会中継を聞いていた。
共産党の小池氏の追及に安倍総理は的確に答えない。
質問の趣旨を無視して強弁するのは日本の政治家のいつもの行動だが、
聞いていてどうにかならないかといつも思う。
 
エジプトやヨルダンでの首相発言が、イスラム国の邦人殺害に繋がったのは明らかなのに、
2人の日本人に危険が及ぶかもしれないという認識があったのかという問いに、
安倍首相は、イスラム国に対して批判をしてはならないような印象を受ける、などと反撃する。
怒号が飛び交い、委員会は一時中断した。
 
「2人の日本人に危険が及ぶかもしれないという認識があったのか」
という問いは、いち早く小沢遼子がラジオ(日本全国8時です)で言っていた。
小沢遼子はろくでもない発言を繰り返しているが、一年に一度くらいはいいことを言う。
首相のカイロやヨルダンでの発言は、イスラム国を名指しして戦いを挑むと聞こえる。
これは挑発にほかならない。
 
首相発言はイスラム国にとって「飛んで火にいる夏の虫」だった。
ところで、

イスラム国の声明は英語で為されているが、誰が日本語に訳しているのだろう。
悔しいが、なかなかの名文になっている。
 
テロとの戦いのために金を出すという言い方を
テロの無い世界を構築するために金を出すという言い方に出来ないものか。
言い換えをしてごまかす・・・・といわれそうだ。
ごまかしていると思われるのは、これまでそうしてきたから。
これを覆すには長い年月を要する。
 

湯川さんと後藤さんが殺害された写真を国会議員は見ているのだろうか?
首相官邸のスタッフの全員は?
報道機関のどれくらいのレベルまで見ているのだろう?
国会議員全員は見ていると信じたいが。
 
私は見たいような見たくないような気持ちだったが、
偶然、後藤さんのそれを見てしまった。
イスラム国は恐ろしい組織である。