東京迷い旅 本編1 弥生美術館の高畠華宵

イメージ 1練馬区が管理している五味康祐氏のコレクション。
タンノイ・オートグラフが主役のレコードコンサートを聴きに行った。
応募締め切り間際にネット応募したら、運良く当選した。当選番号33番だった。
航空券と宿泊をJALで予約。ダイナミックツアー¥2万8千円だった。
前回、親戚葬儀で行けなくなった時より安くなった!
 
前泊して万全の体制で臨んだ。
梅雨前線が暴れていて、雨の中の離陸になった。
 
30分ほど上昇をして予定高度に達し、エンジン音が静かになった。ただ、窓のアクリル板が共振してびりびりとうるさい。拳骨を当ててやると静まるが、羽田までそうやってる気力は無い^^;
 
高度10,000m+αで巡航するが、完全に雲の上に出られたわけではなかった。富士山は雲の中で見えなかった。
 
 
 
イメージ 2房総半島を回りこんで降下していく。
低空の群雲の様子を見ると、東京は傘の必要が無いかもと思った。
 
無事に予定時刻に着陸して空港のコーヒーショップでホットドックを食って、予定通り最初の目的地、弥生美術館に行くことにした。
 
東京モノレール、山手線、東京メトロ千代田線と乗り継いで行く予定だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3東京駅の駅舎は完成したが、周辺はまだまだ工事中で、フェンスがあちこちに設置されている。
こんな状態でプロジェクションマッピングをやったなんて、夜の催事だからこその周辺のボロが見えない、いかにも夜間照明、ライトアップの厚化粧イベントだったのだなあと思った。イメージ 4
皇居前から振り返ると、東京駅がビルの谷間に見える。
近代建築に周囲を埋められた歴史的建造物。
我が道後温泉本館と同じだなあとおもった^^;
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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二重橋前からメトロに乗って根津で降りる。
地上に出たところで左に行きかけたが、地図を確認、薬屋の前を通って東大方面に坂を上ったり下ったり。
東京は長崎ほどではないが、坂の町なんだなあ。
 
東大工学部の横を弥生美術館を目指す。
私も頭がよかったらここに通ったかもしれないなあと思いながら写真を撮る。イメージ 6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

イメージ 7弥生美術館では、橘小夢の展示会を開催していた。
先日、愛媛新聞に展覧情報の記事が出たので、丁度いい機会だった。
 
小夢は初めて記事で知ったのだったが、本人は小柄な普通の小父さんだった。
絵柄は見てのとおり。
 
弥生美術館は竹久夢二美術館と併設で、二階通路でつながっている。
 
流石は大都会東京である。
三つの展示作品に人がひとりくらいの割合で入館者がいる。
我が愛媛県の「高畠華宵大正ロマン館」は二時間居て二人来るかどうかなんだから・・・・・・。
 
ポスターにある「水魔」という裸婦に河童が取り付いた作品が、時期違い作が二点並べて展示してあった。
交差法で裸眼立体視を試みたが、大きさが若干違っていて、うまくいかなかった。
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地獄太夫」という当代きっての花魁を描いた作品。
呼び物のひとつ。
打ち掛けの模様は、衣のひだを無視して二次元に描かれている。
リアルさより、文様の詳しさを求めたのだろう。
絵描きとしては楽だ^^
 
1階と二階の展示室が小夢に当てられていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 9本命の高畠華宵は三階の部屋だった。
年譜に添えてあった華宵は私の知らない華宵だった。
別人かと思った。
最晩年、亡くなる前年のベレー帽を被ったポートレートだった。
歌舞伎役者のような、嘗ての相撲解説者のような・・・。
 
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女学校の校歌の歌詞につけた挿絵があった。
現代ならさしずめ、人気アニメキャラクターを取り上げて添えているようなものだろう。
 
せっかく弥生美術館に来て、グッズを買わないことはないだろうとおもって・・・・なかなかいいものが無い。
買い求めたのは華宵便箋。
絵柄は一種類しかなかったのが残念至極だった。イメージ 11
 
 
 
 
 
 
 
 
竹久夢二をざっと見て美術館を辞す。
 
 
 

イメージ 12東大農学部の横を歩いてメトロ南北線東大前駅に下りていく。
プロムナードに壁画があった。
学生の作品なんだろうか?
 
ホームに下りていくと電車が入ってきたのでなんとなく乗り込んでしまった。
ドアが閉まって・・・・あっちゃ~~~、反対方面じゃないか!!
後楽園駅で逆方向に乗り換える。
目的地は駒込のオーディオショップ「エスアイエス」である。
 
イメージ 13本駒込で降りて地上に出る。
傍の交番で進行方向を確認。
地図ではほぼ直線なのに、実際は折れ曲がって見えてしまう。建物が高くて、見通せないからなんだろう。
 
駒込病院前にエスアイエスはあるが、気付くと通り過ぎてしまっていた!!
 
 
 
 
イメージ 14店に入ろうとしたがドアが開かない!!
明かりは点っているが、人の気配が無い。
ビルの階段室から入るらしかったので、そこから部屋に入ったが誰も居ない!
そうこうしていると店員らしい人が来たので尋ねるとス寺ボックスの社員だった。
二階に人がいるそうだ!
 
東京へ行くならここへ行きなさい、とH氏に言われてやってきましたと挨拶。
 
練馬の五味コレクションコンサートのついでにやって来たと隠すことなくおしゃべり。
五味さんのオートグラフは良い音で鳴っているらしいことは聞いているが、実際に行っては無いそうな。
 
どうぞ、お好きに聴いてくださいということで、もち込んだCDを聴いた。
 
プレーヤーはDCSのパガニーニ
プリがCHプレシジョン
パワーがKRELLのモノラルx2
スピーカーがYGアコースティック シングルウーハー
 
 
 
 
イメージ 15二階のこの部屋ですね。
ハイエンドの音を聴きなさいよとH氏に言われてやってきたけど、私の音源がしょぼいのだろう、うちの音と比べて格段に良い音とは思えなかった。
空間表現もこんなものだろうな・・・。
 
冨田勲の「イーハトーヴ交響曲」も掛けてみた。
店の方はこの曲はご存知無かったが、初音ミクは知っていた。
良い音を録っていますねと仰ったが、ナマ音に比べるべくも無かったなあ^^;
 
例の200万円アームがあったので触ってみた。
すごくダンピングが掛かっているような気がした。
 
先日、輸入元が持ち込んだそうな。
お店の人は、気に入らないようなことを仰った。
色々やって見なければ、ということらしい。
 
スペクトラルのCDプレーヤーは聞けずじまいになった。H氏、スマン^^;
 
3時間足らずお邪魔した。

田端から山手線で目黒に向かう。
スペイン バル PINO で晩飯のつもりだった。
目黒でまたしても方向を見失った。
このまえもここで同じことをした^^;
頭の中が180度回転して、修正が効かないのだ。
まったく反対方向に進んでしまい、元に戻って交番のお世話になった。
「あっちですよ!」
と謂われて地図と見比べるのだが、どう考えても反対とちがうんじゃないの!!??
でも、仕方ない。
謂われたとおりに歩いていくと目指すPINOに行き着いた^^
 
急な階段を降りるとカップルが食事中。
ウェイターに一名なんだがと告げると、一旦厨房に入った後、すみません、席が予約で埋まってしまっています
とのことであった。
そんな可能性が高いと聞いてはいた。
一昨晩のネット情報では席はあるようだったがね・・・・。
 
残念、2月に来る予定だったが急なことでこれなくなって、その時、K子さんが待ってくれていたそうで、
そんなこともあったのだよ、とお話しつつ、また今度の機会に来て見ますワ、ってことにした。
次はいつになるやら・・・。

宿泊は愛宕山東急イン
最初は新橋駅から歩くつもりだったが、地図をにらめっこしていると、恵比寿からメトロで神谷町へ行くほうが近い。
目黒駅できっぷを買おうとして、間違って南北線のきっぷを買ってしまった。
目黒から恵比寿に戻って日比谷線のきっぷを買わねば成らなかったのに。
試しに恵比寿の改札で、これ(目黒で買ったきっぷ)が使えないかねえと訊いたが、答えはNO だった。
 
神谷町で下車。地上はまだ雨降り。愛宕山の南側を歩いてホテルへ向かう。
この辺りは東京でも夜は暗い^^;
途中で左折、トンネルを通りそうになって地図を確認すると、トンネルを通らず、まっすぐ行くとホテルだった。
 
予約は素泊りだったが、晩飯をPINOで食えなかったのでレストランで食事。
ビール二杯と日本食で3千600円。こんなもんかな。
 
日付が替わる頃に眠りに落ちたようだ・・・・・・。