Sound & Recording 2015 September 9

イメージ 1書店の音楽関係棚をスキャンしていると、この雑誌が目に付いた。
 
年に数回は手に取る雑誌だが、今回ばかりはすぐに手に取った^^)
 
今こそ踏み出せ!“有名ボカロP”への道
 
そのうち、わたしもPの一員になりたいなあ、と思っているが、参考にはならないなあと思いながらページをめくると
 
「創立20周年特別企画 クリプトン・フューチャー・メディアのすべて」
 
と題する特集第2記事に目が釘付けになった。
 
これは買わねばならない。
 
ボカロ関連記事はp19~p67と49ページに及ぶ。
 
クリプトンの記事は伊藤社長へのインタビュー(6ページ)を含めて28ページに及ぶ。
 
 
 
伊藤さんは北海道大学工学部在籍中に定期購読を始めたアメリカの「Keybord」誌の個人売買欄で
音色ライブラリーを個人販売している人を見つけて、
自分でもやれるのではないかと思ったのが、そもそもの始まりだと言う。
 
そして円高が急激に進み、売る(輸出)より買う(輸入販売)したほうがいいのではないかと思い
1995年、会社設立したそうだ。
 
もし、あの円高がなかったら「初音ミク」はこの世に生まれなかったかもしれない!!
 
いまは円安で、クリプトンは時代の女神に愛されているのだろうな^^)。
 
伊藤さんはソニーの井深さんやホンダの本田さんに似ている。
自分の好きなことをユーザーの自分に気持ちのいい方向に会社運営をしている。
 
*
 
安室奈美恵初音ミクのコラボ曲「B Who I Want 2B feat. HATSUNE MIKU」を制作した
D.I.O氏へのインタビュー記事がおもしろかった。
 
氏は、ボーカロイドに限らず最近はボーカルのミキシングに関して
もっと倍音のコントロールを追い込まなければと思っていたそうだ。
 
それで、
ビンテージモデルの、NEVE1081と UNIVERSAL AODIO 1176LNの
Rev.E を入れてみたら名機といわれる理由がよく分ったという。
 
通すだけで音が良くなる。
圧倒的に良い感じの倍音が付く
なのだそうな。
 
多分、球アンプなのだろう。
 
*
 
この雑誌には編集後記が無い。
表紙イラストは iXima 氏
 
本記事とは関係ないが、iXima初音ミク等身大フィギュア立体視画像を見つけた
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