真空管入手異聞
「未使用品になりますが中には使えない商品もあるかもわかりません。返品、返金、またクレームなどもお受けできませんので云々」
という、リスク満載の取引だった。
箱入りは未使用品、箱無しは新品か中古品か分らないという。
ダメもとでRCA・６CA7 メーカー不明（東芝しかないのだが）６GB８を落札したのだったが、商品が届いてびっくり仰天した。箱無しは紙を巻いてプチプチ一重、箱有はそのまま宅急便の袋に直に入っていたのだった！！
６GB８は早々にテストできないので、６CA7をテストしてみることにした。マランツ８Bに挿してみるのだ。
棚に放置していた８Bを綺麗に拭ってやった。
先ず、元のままの中華製６CA7でテスト。
音だしOK。
メーターがひっかかって、こづいてやらないと読めない。
まあなんとか、大体そろっている＾＾；
内部もそれなりだが、問題ない。
ここまでが、昨日の段階。
ツーリングから帰ってきて、晩飯を摂った。
それではと、RCAの球に差し替えようとして箱から出す時点で「カラカラ」音がする事に気付いた！！
一本の球の中の部品が外れて真空中で踊っている。フライパンのような形をした部品が、外れているのである。
おそらく、輸送中に放り投げられたショックで、外れたのだろう。
箱にはデータが印字されているから、まともな時もあったのだろう。
出品者が、箱と中身を入れ替えたりしてないことが前提だが。
これでは使うのは危険だ。
仕方ないので、片チャンネルだけ挿して音だししてみた。バイアスが深く掛かるようだ。
まあ、音だし問題なし。
左右の音がどう違うか、私にはわからない＾＾；
一本だけでも出ていたら（奇数本でもいいかな）それを求めてみるか。
なんか、気が抜けてしまった。
