テシェキュウ*海難1890

 
 
映画「海難1890」を見た。
実は一昨日、「杉原千畝」を見ようとしたが、いい時間に上映が無くて、
Web「映画生活」で評価を見てみたら、案外低評価である。
ちょっとためらって、画面をスクロールしたりしていると
「海難1890」のコメントに「トルコが・・・・」という文章に目が釘付けになった。
 
「海難1890」は新聞の映画時刻表欄に広告が出ており、
髭面の真田広之に似た人物が大写しになっていた。
海難というから、「海猿」のような海洋アドベンチャーかと思っていたのだった。
 
「海難1890」は1890年に和歌山串本で遭難したトルコの軍艦
エルトゥールル号の遭難にまつわる映画だった。
当然、イライラ戦争時のトルコ航空機による脱出も描かれたが、
その場面になった途端に涙が流れてしまった。
実際の空港待合はどんな状況だったのだろうか。
 
当時、トルコ航空機で脱出した日本人は、何故トルコ航空なのか分からなかったはずだ。
そのあたりの描写は全く無かった。
 
この映画は日本・トルコ合作だったが、
相当の部分がトルコ目線で作られていると思った。
 
映画作りのために作られた史実に無いエピソードもあると思う。
こちらの長編AAが、かなり正確なのではないかと思う。