自動車評論家の程度

なんだか突然に国土交通省のお役人さんが下したクルマの保安基準改定。
ドアミラーをカメラとモニターに置き換えてもOKという。
あれほどフェンダーからドアに移設するときに頑なだったのに、
何が起きたのだろう^^;)
 
それで、ミラーを無くしたらどんな効果が起きるかを
今日のヤフーニュースで近藤暁史氏が述べている。
乗りものニュース 12月13日(日)15時0分配信
 
ミラーが無くなると空気抵抗が少なくなって燃費向上するとおもわれるが
そんなにうまいことはいかないだろう
なぜなら、
 
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 例えば夜にライトを点けて、停車したままブレーキを踏むと、クルマにもよりますが、タコメーター(エンジン回転数を示す計器)の示す数値が下がることがあります。これはエンジン内部で燃料へ着火するために使う電気をブレーキランプに持っていかれているのが原因です。エンジン内部で燃料が爆発する力が落ちるため、燃費も当然悪くなります。

 つまり、クルマの外部に装着されるドアミラーをカメラに変えれば、一見すると空気抵抗が減って燃費アップになるように思えますが、クルマ全体の重量や消費電力が増えた分でプラスマイナスゼロ、もしくはマイナスになる可能性も高いと思われます。先述のフロア下を覆うパネルも、燃費が0.1%アップすれば良いほうです。

 そう考えると、ドアミラーをカメラで代替することが認められたとたん、一気にドアミラーは衰退する、ということにはならないでしょう。
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近藤暁史氏を検索してみると自動車メンテナンスについての著書があるようだ。
 
オーディオ評論家に怪しい人が多いのは分っているが
自動車評論家も同じらしい。

ミラー無しのクルマが売られる日まで私の命があるかどうか分からない。
生きていたとしても
ミラーの無いクルマには乗りたくない。

保安基準といえば、
排気ブレーキを作動させた時にストップランプを連動して点灯させることは
違反行為になっている(確か)。
 
減速することを後ろの車に知らせるにはいいと思うが、
ストップランプはその名の通り
ストップ(停止)するためのランプで
減速を知らせるランプではない。
排気ブレーキはクルマを停止できないからストップランプを点灯させてはならないのだ!
 
運転手としては、排気ブレーキ動作を後続車に知らせたいから、
その断り書きを後部荷台ドアに大書して
ブレーキランプを点灯するようにしているトラックがある。