映画「君の名は。」

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新海誠監督の新作が封切られたので見に行った。
午後4時からの回だったが、座席指定の画面を見て驚いた。
かなり埋まっているのである。
「ええ~、こんなに埋まってるんですか!」
と訊いたら、この前の回はもっと混んでいたと言う。
一旦は見るのをやめようかと思って差し出した現金を引き取ろうとしたが
やっぱり、時間を無駄にしたくないので見ることにした。
 
客層は若者である。
デート中のカップルみたいなのもいる。
後ろの座席で、オタク青年がなんかしゃべっていてうるさい。
上映が始ったら、喋りを止めてくれよ。

物語は男女の心が入れ替わることと、
時間軸がずれていることが、物語の骨子にあるのだった。
 
私にはややこしくて、ついていくのに一苦労。
 
映像は、3DCGを使って、背景が滑らかに動いていく。
山手線の駅の電車の動きを俯瞰するショットはCGならではである。
 
予告に彗星が出てくるので、なにかなと思っていたら、
彗星がとんでもない事件を起こすのであった。
歴史的に言えば、ツングースカ事件と同じことが起きる。
 
時間軸の整合を頭がやってくれない。
歳だね^^;
 
歴史的には「稲村の火」とも、3.11大震災とも感じ取れる。

新海誠は何が言いたかったのだろうか。
ボーイ・ミーツ・ガールのお話しなんだけど、
最後のシーンは、それまで積み重ねてきた物語の終結ともいえるし、
人物の姿かたちは似ていても、まったく別人の物語がここから始るようにも見える。
 
よくわからん。
 
お客の少ない時を狙って、モデリングの出来栄えを見ることを止めて、
ラジオドラマのように鑑賞すれば、
何か分かるかもしれない。
テーマソングは、いまいち響かない。
 
「雲のむこう 約束の場所」の「きみのこえ」には及ばない。