初めてのオペラ鑑賞 「魔笛」プラハ国立歌劇場 @ 松山市民会館 その2
「魔笛」で一番有名な夜の女王は、検索してみると不気味な魔女というおばさんが出てくるが、当日の女王さまは、都会的で洗練されたかたのように見えた。
帽子は前面に写真のような飾りが有ったかどうか、定かではない。
夜の女王のアリアは破綻が無く、今後鑑賞する上での基準になる出来栄えだったと思う。
この高貴でソフィストケートされた女王が、娘のパミーナに、対抗主のザラストロの殺害を命じるのである。
達成できなければ、親子の縁を切ると、高らかにコロラトゥーラ・ソプラノで歌い上げるのだ。
オッソロしい母親である。
私は歌の意味なんか露知らず、歌声に耳を傾けたのだった。
知らぬ者の、強みである!
一番の拍手を受けていた。
歌詞の意味を知っていると、拍手どころの話ではない。
知らぬが仏??
いろいろ画像を見て回ったけど、この衣装が一番良いんじゃないかなあ、などと見た者勝ちを言って見る。
エジプトらしさが仄かに漂うのが良いと思うぞ。
上の写真の右下がパパゲーノ。左下がパミーナ。
パパゲーノは鳥刺しなので、衣装に鳥の羽が散りばめられている。演出によっては、体に糊をまぶして羽毛の中をのた打ち回ったような衣装だ。
はじめて見た時は、鳥の精霊かと思ったものだ。
昨日のパミーナは、母親とあわせたかのような、清楚な感じがした。
うえの写真とは違う。
そのパミーナが歌うアリアが良かった。
字幕を全く見ずに、歌声だけを聴いていた。
おそらく、タミーノを案ずる内容だったと思う。
これが聞けたのが、今回の最大の収穫だったと思う。
なかなか良い絵が出てこない。
書きにくい。