自転車ヒストリー @ 愛媛県歴史文化博物館
午前中、高速道路を通行止めにして自転車専用道路化。3千人以上全国から集まって、ランク別コースを走った。
快晴だったから、気持ちよかっただろう。
私はいかにもサイクリング、ロードレーサー風が嫌いだし、つるんで走るのも嫌い^^;)。
せっかくの快晴なので、バイクで宇和町の博物館へ行った。
新旧の自転車を展示する企画展が行われているのである。
展示の目玉は、八幡浜の商家の蔵から出てきたという手漕ぎ三輪車である。
八幡浜は嘗て「伊予の大阪」と呼ばれている商いの中心地だったらしい。
財を成した豪商が、早速最新流行の自転車を手に入れたらしい。
股の間にある二本のレバーを前後に動かして、車軸のクランクを駆動する。
ステアリングは、脚でするようだ。
車軸とクランクは一体構造。
レバーの取っては片方紛失。
車輪のリム、スポーク、アブはなんと木製!!!
この形式の三輪車は、明治の錦絵に登場しているそうだ。
レバー駆動というのは、しんどかったのではなかろうか。
車椅子みたいに直接駆動のほうが楽だと思うが、それではいかにも生々しいのだろう。
ラーヂ号と呼ばれた競技用自転車。
所謂ピスト型。
ハンドルが逆じゃないかな。
ドロップハンドルが正しいと思う。
挿絵に描かれたモダンガール。
画家は、華宵ではない。
荷物運搬専用自転車。
まだまだ現存車は多いのではなかろうか。
よく見えないが、サイドカー自転車。
なんと変速機つき。二段変速か?
クランク軸が二重同軸になっていてるはず。
現在のようなハブ内装機は難しく、かといって、外装変速のような、チェーンを斜めに掛けるなんて邪道は想像だにしなかったのだろう。
純正原動機つき自転車。
隣の地元大企業に勤めるおじさんが乗っていたっけ。
この人は、近隣でなんでも一番に最新機器(家電含む)を買う人だった。
オートバイはホンダCS125を買ってた。
かなり後年に不動車をうちの親父が譲り受けて納屋に置いてあった。
クラッチが固着していた。
ケンコー号
6段変速機つき
ケンコー自転車を初めて知ったのは、中学の同級生が4段変速のフラットバーハンドル車を持っていたことによる。
ハンドルバーが単にパイプを曲げただけではなかったのが印象意的だった。
天皇皇后両陛下がお乗りになった自転車。
皇后陛下用が外装変速機とは意外。
溶接が困難なため、リベットで成型されている。
松山でも実際に乗られていたらしい。
自転車文化を語る際に絶対外せないイラストレーター
真鍋博氏。
半世紀前の構想が漸く実現に近付きつつある。
自転車漫画の特別展も開催されているらしいが、見なかった。
世界を旅したタンデムが展示されていた。
四時を過ぎると夕暮れが近い。
野村町から441号線を北上。
夕陽の長浜~下灘を走る。
メーターが見難い??
この前交換したパイロットランプが全滅している。
いや、中央だけ生きている。
前回と同じだ。
回路の接触不良だろうか?