冨田勲追悼公演 ことぶき光

イメージ 1Sound & Recording Magazine December 2016
書店で手にとってみると、ことぶき光氏のインタビュー記事が載っていた。
追悼公演迫る、という副題であった。
 
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冨田さんは月をスクリーンにして映像を投影したいと考えていた。しかし、電力が原発一基分必要出だし、レーザー発射構造物が巨大すぎて作れない。
別の方法で、静止衛星にミラーをつけて月に太陽光を反射すれば如何か。
そんなことを考え中に冨田さんは亡くなった。
 
ドナウ川ライブのときも演出を置かなかった。冨田さんだからやれた。
 
光氏は音楽以外わからないので、ダンス、3DCG、ホログラフィ、舞台製作などのオーソリティを集めた。
 
冨田さんはプロットは頭から書き、音楽は後ろから作っていた。バレエ音楽としては、ストーリーの前半は濃厚にあるが音が出来ていなかった。(一楽章、二楽章のことか?)
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冨田さんは、スコア完成で終わりではなく、音響を大事にする人。
 
冨田さんのモーグⅢを数人で鳴らして録音を溜め込み、冨田さんの膨大な録音テープストックを掘り起こして、統合して0楽章を作った。
(捏造といっていいかも。筆者^^)
 
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ことぶき光氏は、冨田さんに作らされている感じがする、と言っている。
こういうときこそ、イタコに頼んでみたらよかったのにね。
 
冨田さんが巨大すぎて、・・・・・・・・。
 
まあしかし、ことぶき氏はよくやったと思う。
 
4月に再演というが、おのままでは絶対ダメ。
純粋なバレエ作品としての再演なら完成度を上げることが出来るとおもう。
 
私もスタッフに加わりたいくらいだ。