不可解な交通安全に対する意識

6月7日付の愛媛新聞読者投稿欄に、愛媛県警からの投稿が載った。
時たま、この欄に県警からの読者投稿に対する返事(?)が載るのである。


「高速での危険運転にヒヤリ」にお答え

5月25日付門欄「高速での危険運転にヒヤリ」にお答えします。
高速道路では、車が高速度で走行しているため、「あおり運転」や「ながら運転」は、重大事故に直
結する大変危険な行為です。
現在、県警では、「あおり運転」を根絶するために、交通指導取り締まりを強力に行っているほか、
キャンペーンによる広報啓発に努めています。
また、県警ホームページに「白バイ・パトカー日記」コーナーを新設し、イベント情報や交通事故防
止のための一言アドバイスを掲載して交通事故防止を呼びかけていますので、ぜひご覧ください。
ドライバーの皆さまには、交通法規・マナーを守り、「思いやり」「ゆずりあい」の気持ちを持って
安全運転を心掛けていただくようお願いいたします。

県警察本部交通部高速道路交通警察体長 井出誠志


この返事の元になった5月25日の読者投稿を読み直してみた。
なんとなく、覚えはあった。


高速での危険運転にヒヤリ

「ながら運転」「あおり運転」などの危険行為による悲惨な事故が多発し、問題となっている。私は、運転免許を取得したときに学んだ交通法規・マナーを守ることが事故防止につながると思っている。

高齢者の事故が増えているということで、私の年齢になると高速道での運転が不安になる。先日、姉の法要のために兵庫県の姫路に行くことになり、列車にしようかと思いながら息子に運転してもらった。雨だったので時間に余裕を持って出たが、山陽自動車道でのことである。右側の追い越し車線を走ってきた車が猛スピードで私たちの車を追い越し、すぐに左側車線に移った。そして、高速道の出口へと向かっていった。私たちの車の直前だったので、ヒヤリとした。車線を変更する際は後続車との車間距離を十分に取ってほしい。

帰りは雨のため、時速80キロと規制されていたが、そんなことお構いなしにビュンビュン飛ばす車が多かった。違反はしていないと自信を持って言える運転をしてもらいたい。それが事故をなくすための第一歩である。
松山市69歳 主婦)


そんなことだろうと思った。
先ず、質問に答えるという流れではないな。

主婦は、立派で正しい意見を言ってみたかったのだろう。
例えば、
ただ「戦争反対」と言っておれば戦争は起きないと思っているお花畑の住人と同じ
いい人でありたいのだろうな。
運転している息子は、何の危険も感じなかった可能性はある。
多分、ブレーキなんか踏んでないはず。

県警は、何でこんなことに「回答する」なんて言いたかったのだろうか?
まあ、それは編集部の作文だろう。

県警は「あおり運転」を根絶したいそうだ。
強力な交通指導取り締まりやキャンペーンで根絶できれば万歳だが、
そうは行くまい。
「強力な取締りをしています」と発信するのが強力な取り締まりと思っているふしがある。
「絶対に拉致家族を取り戻します」という発言が拉致家族を取り戻す手段であると思っていることと
同根だ。

「あおり運転」をされて事故にあわないためには、
「あおり運転をされない運転の仕方」を指導したほうがいい。

世の中にはばか者が運転していることを知らしめて、
それに如何対処するかを教えたほうが良い。

正しければ世の中全てがうまくいなんて、永遠に無いこと。

正しければ世の中がうまくいくと思っていることが、
世の中をうまくいかなくしている。

こんなことを書いてもしようがない。
しようがないけど、書かなくっちゃなあと書いている。
ボツ間違いないと思っても、投書したりする^^;)。


(記事のタイトルと内容が合わん)