オーディオ雑誌を読んで

月刊ステレオ6月号

特集:FMを聴こうぜ

アキュフェーズが果敢に新製品を出していた。
これがキッカケで記事が出来たのかも。
マッキントッシュが現行シリーズにあわせたMR87をラインナップしているのは流石。

カートリッジ物語は、シェルター;小澤安生氏
わたしは一機種しか持ってないけど、
メンテナンスでお世話になった。
小澤さんが正式にFRに就職した年にFRは倒産。
再建を試みたがうまくいかなかった。
シェルターは、パーツメーカーの勧めもあって独立創業したそうだ。
「10個でも20個でも、少量でも供給しましょう。」
これは心強い。

特別付録は完全復刻による、ステレオ誌の創刊号。
当時の定価¥100_
1963年6月号
月刊天文ガイドも1966年頃は¥100_だったなあ。
筆者には、村田武雄、小林利之、高城重躬、岡俊雄江川三郎、瀬川冬樹、などが見える。
アサヒステレオセンターが広告を出稿している。



立ち読み

ソナスの音質責任者が柳沢、小野寺、ベイシーの音を聴く。
まあ、褒めるしかないのだけれどね。
菅野さんは、消え去るのみなのが致し方ないとはいえ、残念だ。

柳沢さんの履歴書記事。
FRのために設計した二機種のうちのB型が判明した。
A型は、FR54である。
B型は、針圧機構が後のFR14と同じであった。
カーテンレールボックスの上に置いていたのがB型だったのだ。
アームのトラッキングエラーは自分には感知出来ないと公言しているのは立派だ。




小林貢氏が、DP2700の電源コードを最近の普通のコードに交換したら、
音質向上この上なしと書いてあった。
信じ難いが、間違いではないようだ。

編集部のリニアトラッキングアーム。
アームの短縮化を考えているらしい。
針先をスライドシャフトの真下になるようにしたいそうだ。
ヴァーサダイナミックよりも短くしたいということ。

真下になるより、その手前で良い音のする位置がありまっせ!