松江プラバホール
調べてみると興味深いホールだった。
808席ながら、パイプオルガンが備え付けられている。
パイプオルガン〔ドイツ(旧西ドイツ)・ベッケラート社製、33ストップ、3段手鍵盤、足鍵盤〕
ほかの備品では、
断面図を見ると、舞台が非常に大きく、S席中央がほぼホールの中心にあって、最低音振幅の腹になるので豊かな低音が聞けると思う。
フルオーケストラの最強音では飽和するかもしれないが、小編成では少ないマイクロフォンでよい音が録れるかもしれない。
登場する演奏家も興味深い。
ストラディヴァリ・カルテットは、来日公演がここだけであったらしい。
あの新垣さんも演奏している。
プラバホールのWebが充実している。
お客様の声欄があるのは珍しい。
インターネットが普及しはじめた20年前は、各地の自治体もホームページを開設して、
所謂何でも掲示板を設けていた。
やがて混乱のうちに全てが閉鎖された。
そういう自由掲示板に懲りたのか、新聞の読者投稿欄のような編集主主体の
選択的掲示板も無い。
ここプラバホールのお客様の声欄は、そのなかでも珍しいものではないだろうか。
アンケート用紙からの抜粋と思うが、
文筆家ぞろいの聴取者のように思う。
芸術監督を置いているから、うまくいっているのかもしれない。
お借りした奥井紫麻さんのステージの様子。
この舞台花は、主催者が用意したもののようだ。
松田華音さんのステージにもあったようで、花屋さんが持ってきただけではなく、
ちゃんと生花の先生が手を入れたという。
ほかのステージにも、背後に花が見える写真がある。
流石は山陰の小泉八雲が愛した城下町。
広島交響楽団の定期公演もあるらしく、一度聴きに行って見たい。