ポール・デュカス 舞踏詩「ラ・ぺり」

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雨音があるので、少々大きな音を出してもいいので、ランダムに引っ張り出したLPを聞いていた。

ルドルフ・ケンペベルリンフィルを振った「新世界」が出てきたので掛けてみた。
1958年ころの録音で、ハムノイズ他が入っている。それを減衰させる関係か、低音部が弱い。
一楽章だけ聞いて、架け替える。

ジャン・マルティノンのデュカスである。
十年以上、聴いてない。
冒頭のファンファーレ、無事通過。

イメージ 2カートリッジは、ZYXのモンスターケーブル向けOEM
国内モデルは、R100じゃなかろうか?
非常に軽量なので、シェルの間に適当なプレートを挟むと丁度よくなった。

ラ・ぺりの解説を読むと、ペリとはペルシアの伝説に登場する妖精のことだという。
ペリは不死の花を持っている。その花は、ぺりにとっては仕える光の神「オルムッド」の元へ行くときに無くてはならないものだ。その不死の花を奪いにきた人物の名前はイシュカンデルという。
イシュカンデル?? 聞いたような・・・?

イシュカンデルとは、アレクサンダー大王ペルシャ語読みなんだそうだ。

イシュカンデル →→ イスカンダル!!

調べてみると、宇宙戦艦大和に出てくるイスカンダルとは、
アレクサンダーから取っていることが分かったのだった。

ペリの花を奪ったイシュカンデルは、ペリの妖艶な踊りに魅了されて花を返す。
ぺりが花を手に取ると、花は粉雪のように、はたまた金粉を散らしたように輝く。
そして、ペリは光とともに天空に昇って行く。

残されたイシュカンデルの周辺を黒い影が覆う。
彼は死を悟る。

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