振幅比例型発電カートリッジ DSオーディオ

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DSオーディオの光カートリッジは、磁気歪の発生を伴わない発電機構と、振幅比例発電型の特徴がある。
振幅比例発電型には、古くは電蓄に使われたクリスタルカートリッジがあるし、最近ではSTAXのコンデンサーカートリッジがあった。
クリスタルカートリッジはほとんどすべてがピックアップアーム一体型であった。針圧は10gを越えていたのではないかなあ・・・。
簡単にいえば、安物の代名詞だった。
しかし、世界に一つだけ、HiFiコンポーネントとしてのカートリッジがあった。
MICRO ACOUSTIC のma型と呼ばれるカートリッジだ。
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ma型カートリッジは出力電圧がとても高く、振幅比例型のために、通常のMM、MC型とは違った出力周波数特性であった。
そのため、プリアンプのフォノ入力に繋ぐには、出力の減衰と、ほぼフラットだった周波数特性をRIAAカーブにあわせる必要があった。
図の出力ピンの手前にあるのが、パッシブイコライザー回路である。

実は、このMICR ACOUSTICのカートリッジを一時期持っていた。
型式は忘れた。
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落札したプレーヤーシステムのFR64に付いて来たのである。
見覚えがあったので調べてみたら、圧電型カートリッジであることが分かったのだ。
長岡鉄男さんが紹介したことがあるらしい・・。

カンチレバーの動きでロッシェル塩結晶を押して発電するのだと思う。
尖った針先で押すか、平面で押すか、半球面で押すか、色々考えてみた。
実際に音を出してみた。
エコーマシンを通過させた音みたいだった!!
これだけ聴いてみると、そん違和感は無かったと思う。
一応、録音してある。


一時期持っていたと書いたのは、アームごと売却してしまったのである!
FR64は傷だらけでガタもあった。
アームレストが欠品。
唯一、アームベースが値打ちモノだったので、確保!^^;)。
落札されて手放す段になって、なんというか、欲しくなってしまったが、
初志貫徹で、「要らなかったら買い戻します」とコメントつけたのかなあ、、、、
手放してしまった。
カートリッジフェチの私にとって、忘れられない。
画像があるはずだけど、見つからない!


MICRO ACOUSTIC のように、本来大出力カートリッジなのに、
わざわざ出力を絞って、おまけに周波数特性を弄って、
フォノ入力に適合させている製品が存在する。

レーザー・ターンテーブルである!
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通常のLINE出力と、RIAA出力端子を備えている。

MATANTZ 7 のフォノイコライザーで聴けるのである。


DSオーディオの光カートリッジはフォノイコライザー組み合わせで
一人前のシステムだ。
レーザーターンテーブルと、同じと言えば同じ。

そこで、
DSオーディオのイコライザーアンプの出力にRIAAカーブ出力端子を設けたら如何かと思うのだ。

MARANTZ MODEL7 や、マッキントッシュC22のイコライザーカーブで
光カートリッジを聴くのである。
勿論、マークレビンソンも聴ける^^;)。

どうでしょう、青柳様、一つ考えてみませんか^^)。