海に沈むレールは沈んだ

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去年の今頃だったか、「下灘駅」で検索すると「千と千尋の神隠し」がつるんで出てくるようになった。
一体何事かと思った。
それは、下灘駅の西側の海岸に、映画の一シーンを髣髴する場所があったからだった。

見つけた人、それに気付いた人は快哉を叫んだことだろう。
インスタグラムに投稿された写真は一気に広まった。

今年に入って、寒さの中に十数人もの訪問者が砂浜を屯する事態となっていた。
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昨日、ここをバイクで走った時、何故か人が居ない。
上から覗き込むと、レールや枕木に、ペンキで注意書きが書かれているのであった。

このレールは、若松造船所の設備で、砂浜は個人所有の敷地であるらしい。
だから、勝手に入り込むのは無断進入になる。
実は、私も無断侵入者であったのだ。

所有者は迷惑がっていたのだ。
「勝手に入り込まないで!」という記事も見た。
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今、京都は増える観光客に苦慮しているという。
穏やかだった日常が、喧騒の日々に変わる。
観光地化では、必ず起きる。

今回の防御策ともいえる、レール、枕木へのペインティングは、仕方が無いことだった。







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海岸線をバイクを流しながら考えた。
この波打ち際に、廃線のレールを引いたら、、なんちゃって。

図らずしも生まれた風景なら、観賞価値もあろうが、客寄せパンダでもあるまいし・・・・。イメージ 5







帰りに下灘のぱんや107に寄ってみた。
完売しているかと思ったが、営業中を示す旗が揚がっていた。
売り切れ寸前だった。
今日は朝からご主人だけでてんてこ舞いだったらしい。
奥さんはお出かけとか。
レールの一件や観光化、ゴミ問題等々話したのだった。