興津郷へ
高知県の興津に行ってみた。
4日は朝が早かったので、遠方に行くには絶好の日だった。
7時には幟立てが終わるので、8時にはスタートできるとのんびり構えていたら、あっと言う間に9時を回っていた。
実際にエンジンを掛けたのは9時半過ぎだった。
須崎を過ぎて、土佐久礼の手前。
前方の「久礼コンベアー」と書いた倉庫の壁は、ずっと前は「土佐の一本釣り」の純平と八千代のイラストが描かれていた。青柳祐介氏直筆(?)
フィルムに納めている筈だが、何処にあるか不明だ。
久礼を過ぎると久礼坂を七子峠へと
快走。
仁井田から左折して目的地、興津に向かう。
上空を四発機が西に向かって飛んでいく。
エアバス機だろうか?
おそらく香港行きだ。
今日はこれで二機目の4発機だ。
4発機独特の飛行機雲が暫く残っていた。
久しぶりだった。
興津坂トンネルを通過。
旧道は、550の時に走ろう。
下りの途中にある展望所でチョッと休憩。
興津坂は少しづつ改良されている。
ゆっくり走るには十分だ。
小室の終端まで行く。
ここで、アップルパイとクロワッサンの昼食。
山の凹みが、興津峠である。
バイクを止めたところの下地がコンクリで荒れていて、方向転換のとき苦労した。
小室の浜にはキャンプ場がある。
ここでトイレ休憩。
浜の近くには、鉄骨の建物がある。
津波の避難所だ。
トンネルの上が旧道。
550で来た時は、旧道を走ろう。
生活道でなくなったから、そうとう荒れるのではないか。
大正の旧道。
町中を走る。
前方、左手の家並みにオーディオショップがあった。
20年位前だ。
大正オーディオセンターと言って、ベクトルジャパンの商品を置いていた。
一度、試聴会とかで訪問したことがある。
CB550FOURで行ったのだった。
今は、店の形が有るのみ。
窓には各社ロゴが残っている。
町の端はバイパスとの交差点。
真っ直ぐに旧道の大正橋を渡ろうと思ったら、通行止めだった!
バイパスが出来て、静かになった吉野橋の真ん中でバイクを止める。
橋の上から川を見下ろすと、橋に沢山のごみが引っ掛かっていた。去年の大雨の増水か?ここまで水かさが増せば・・・・。
この土手なんか、簡単に水は越えていたはず。
そう思っていろいろ眺めていたら、少し年配のおっさんがやってきたので聞いてみた。
やはり、増水で橋は水没したのだそうな。
橋は周辺の土地より高い。
当然、辺り一帯は、床上浸水したそうだ。
ここが被害に遭ったという報道はあったのだろうか?
大洲、野村が酷すぎて、ここまで記者が来なかったのだろうか?
この真新しい石垣は、最近修復された石垣だという。
肱川のあの流されてしまった大川の橋近くには、例年通りの鯉幟が張られていた。
水害なにするものぞの気概をこめているのだろう。
無事、肱川河口までたどり着く。
コーヒーボトル缶で一服。 午後6時過ぎに無事帰宅。350km 8時間半の走行だった。