ROKSAN XERXES メンテナンス(2)
ザークシーズの電源である。
AC240V 50Hz
トロイダルトランスである。
水晶発信器が二つ見える。
トランスから基盤への給電部である。
トランス二次巻き線が並列に接続されているようだ。
これを直列にして給電すると
電源電圧が100V~117Vで使えるのではないか。
水晶発振器が二個搭載されている。
3.2768kHzが33.1/3回転用。
4.433619kHzが45回転用。
100:135になってないのはなぜか?
0.22%の誤差は、トリマーで調節するのだろうか?
ベルトを掛けてみた。
インナープラッターは、二重構造になっていて
LINNのような釣鐘形状ではない。
釣鐘の底部にプレートを圧入している。
アウタープラッターを載せた。
インナープラッターが一段低くなる。
レコードのレーベルの厚みを逃げるためだ。
回転数をチェックした。
33.1/3も45も遅い。
アウタープラッターをさかさまにして
インナープラッターに載せる。
ベルトとプーリーの関係を見ることができる。
こんな感じ。
モータープーリーに対して
ベルトの位置が低い。
インナープラッターに対して
ベルトの位置は適切だから
モーターの位置を下げて、
傾きを調節すると
ベルトが良い位置になるだろう。
指先ですこしベルトを移動させてみると
速度は速くなるけれど、まだ遅い。
電源部のトリマーを調節するしかないか?
一日回転させて、変動するかを確かめてからにしよう。